コーラート(ウボンラーチャターニ)滞在中、50キロほど離れた郊外のピマーイという町にある遺跡を見物しに行ってきました。
イサーン地方の南部はタイ系の民族が南下してくる前は、カンボジアのクメール人の支配下にあったということで、イサーンの南部にはクメール様式の遺跡がたくさん残されているようです。
ピマーイまではバスで行けるということで、まずはバスターミナルへ移動。
コーラートには旧市街にあるバスターミナル1と、少し郊外にあるバスターミナル2があり、大半のバスはバスターミナル2から出ているようです。
バスターミナル2は市内中心から2キロほど北にあるので、グラブタクシーで移動。
ターミナル21からさらに北に1キロほど行った国道沿いにありました。
かなり大きく、レストランや売店なども併設されている新しいバスターミナルでした。
入ってすぐのチケットブースでピマーイ行きのバスはどこから出るか聞くと、奥の方にあるとのこと。
ターミナルの新しいビルはバンコク行きなど長距離路線が中心で、短距離バスは奥の古い建物から出ているようでした。
奥のバス乗り場で聞くと、ピマーイ行は41番乗り場だよと言われ移動。
バスがいたので何時の発車か聞くと、すぐに発車するので早く乗れと言われそのまま乗り込みました。
中には乗客が3人ほどしかいませんでしたが、バスはすぐに出発し、コーラート市内のバス停で客を乗せながら街を横断する感じでした。
わざわざバスターミナルまで来なくても、市内のバス停で待っていれば乗れるようですが、時刻表もなく英語もほとんど通じないと思うので難易度は高そうです。
市内を出ると車掌が集金に来て、ピマーイ行の料金59バーツを現金で支払いました。
ピマーイまでは高速道路を順調に進み、1時間半くらいで到着。
車掌がピマーイに着いたよと教えてくれたので降りると、そこが街の中心部のようで時計台がありました。
GPSで遺跡までの行き方を調べると、時計台から西に100メートルほどの場所でした。
歩いて向かうと、ピマーイ歴史公園の表示が出ていて、チケット売り場があるのですぐにわかりました。
入場料は外国人料金で100バーツ。
タイ人は30バーツのようでした。
中にはインフォメーションセンターがあり、クーラーが効いた室内で遺跡の解説がパネルで展示してありました。
ここは、アンコールワットが建てられたのと同じ11世紀ごろのカンボジア人の遺跡で、クメール王朝が衰退すると忘れ去られ、20世紀になって発掘、復元されたそうです。
正面入り口はアンコールワットとそっくりの寺院の造り。
ただ、大きさはアンコールワットの半分くらいといった感じでしょうか。
また、ジャングルの密林の雰囲気があるアンコールワットと違い、市街地にあるので開放的な感じでした。
寺院内も自由に見学ができますが、アンコールワットほどたくさんの仏像はありませんでした。
奥の方にはまだ復元されていない柱や仏像など、石の彫刻がたくさん並べられてありました。
アンコールワットの広大さに比べると見劣りするのは否めませんが、歴史や遺跡が好きな人には一見の価値があると思いました。
見学後、ピマーイの街をぶらぶらしてからコーラートに戻ろうと思い、GPSでバス乗り場の場所を調べると、遺跡公園から500メートルほど南にあるようでした。
ピマーイは規模が大きな町ではありませんが、コンビニや銀行の店舗などがあり、食堂やカフェも何件もありました。
とりあえずバスの出発時刻を聞いてからゆっくり昼食を食べようと思ってチケット売り場に行くと、コーラート行きはすぐに出発するから早く乗れと。
チケット代59バーツを支払ってバス停に向かうと、ミニバスがすぐに出発するようだったので乗り込みました。
朝食を食べておらず昼食まで食べそこなってしまったので、空腹を我慢したままコーラートまで移動しました。
バスは行きと同じく、コーラート市内のバス停で次々と客を降ろし、ターミナル21の前を通ってバスターミナルへ向かうようだったので、昼食を食べるためにターミナル21の前で下車しました。
ターミナル21の前からは様々なルートを通るソンテウが出ていて、10バーツで乗れるようでした。
僕は朝から何も食べていなかったので早速ターミナル21に入り、豚しゃぶ食べ放題のShabushiに入り腹ごしらえ。
丸一日かけてのんびりピマーイ見物をするつもりでしたが、成り行きで慌ただしい観光となってしまいました。