ラクナウに3泊した後デリーに帰還しました。
コルカタまで空路で行き、ブッダガヤ、ワーラナーシー、ラクナウとインド東部を列車で横断する旅でしたが、ラクナウからデリーまでは500キロほどの距離があり列車だときつそうだったので飛行機で戻ることにしました。
フライトは1時間くらいで、チケットの値段は5000円程と列車のファーストクラスとほとんど変わりません。
ラクナウを通っているメトロはラクナウ空港まで開通していて、僕が泊まっていた国鉄ラクナウ駅からも20分ほどで移動できて便利でした。
空港は割と大きな建物ですが、国内線が中心なので迷うことは無いと思います。
今回はビスタラ航空というインドの財閥のTATAとシンガポール航空の共同出資会社の便でした。
LCC並みに安かったですが、預け入れ手荷物が15キロまで無料だったり、機内食も付いているということでした。
ただ、就航便数が少ないためかカウンターは常時開いておらず、空港に着いてからチェックインまでしばらく待たされました。
事前オンラインチェックインも出来るようですが、どのみち荷物を預け入れなければならないため有人のカウンターでチェックイン。
その後のセキュリティチェックは相変わらず厳格でしたが、それほど待つことなく通過しました。
プライオリティ・パスで入れるラウンジが一か所あったので行ってみると、その名もThe Loungeというところでした。
それほど大きくないラウンジですが、食事は割と充実していました。
色々な種類の料理がありましたが、基本ベジタリアン向けなので若干食べ足りない感があります。
朝食がまだだったのでしっかりと食べておきました。
搭乗は定刻通りで12時過ぎの出発。
新しい会社で機体もピカピカで快適でした。
シンガポール航空の子会社ということもあり、社員教育も行き届いている感じで良い意味でインドっぽくない雰囲気でした。
1時間ちょっとのフライトですが、軽食のサンドイッチと水が付いてきました。
デリーには定刻通りの到着。
ボーディングブリッジとタラップを両方使用して降機するという珍しいスタイルでした。
約2週間ぶりのデリーは相変わらず空気がどんよりと濁っている感じでした。
空港からは友人の旅行会社のオフィスまでメトロを使って移動。
デリーにいる間にメトロのICカードを買ってチャージしておいたので、チケットを買うために並ぶことなくスムーズに乗車できました。
この日から日本への帰国まで友人宅に2泊しました。
ラクナウからデリーに着いた翌日、友人が面白いところに連れて行ってくれるということで車に乗ると、市場に連れて行かれました。
インドの市場は以前も行ったことがありますが、あまり清潔とは言えない場所です。
今回行ったのはデリー郊外にある市場で、かなり細い路地に肉屋や魚屋が並んでいる場所でした。
そこで肉と魚を買ってカレーを作るということで物色。
デリーは内陸部なので、川や湖で取れた淡水魚が中心だったと思います。
肉屋は鶏か山羊の肉で、屠畜したばかりの新鮮な肉が並んでいました。
冷蔵庫や氷で冷やすこともなく店に並べられていて、客の注文に応じてカットして量り売りしてくれます。
寒い季節だから良かったですが、暑い季節だと臭いや虫が心配になります。
魚と山羊の肉を買った後、カレー用のスパイスを買いに香辛料屋に行くと、何十種類もあるスパイスをその場でブレンドして、グラインダーで粉にしてくれました。
市場で買った魚と肉とスパイスがその日の夕食のカレーになりました。
インドに行くと衝撃的な光景を目にすることがありますが、今回行った生鮮市場もかなり度肝を抜かれました。
タイの市場もかなりビックリするものが並んでいますが、インドは桁違いでした。
また、改めて日本のスーパーに並んでいる食材の清潔を認識する良い経験となりました。