2023秋 コルカタ市内観光 | ミッツの旅行記

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インドの北東部のコルカタに行くのは初めてで、色々と見て回りたかったので5泊しました。

のんびりと観光を楽しみたいと思っていたので無理をせず、定番の観光地を一日に1か所か2か所くらい回ることにしました。

 

コルカタ観光情報のトップに出てくるのが、ビクトリア・メモリアルというイギリス統治時代の建物です。

サダルストリートのホテルから歩いても行けるくらいの距離でした。

入場料はインド人は安いですが、外国人は500ルピー(約900円)。

インドの観光施設は大体インド国籍と外国人との二重料金になっています。

観光客はほとんどインド人で外国人はほぼ見かけませんでした。

中は広大な庭園と豪勢な建物が建っていて、大英帝国のビクトリア朝最盛期の強大さが感じられます。

インド人の観光客は入場料が安いということもあり、物見遊山の遠足気分で来ている人が多い印象でした。

インド人にとっては植民地支配の負の遺産のように思われますが、もともとのインドの統治が無茶苦茶だったためでしょうか、英国風の遺産も好意的に見られている面があるようです。

 

ビクトリア・メモリアルの後は近くにあったセントポール教会へ歩いて向かいました。

こちらは入場料はインド人、外国人とも10ルピー(20円弱)でした。

中は礼拝に来る信者がいるため撮影禁止でしたが、ヨーロッパ風でインドにいるという感じがしませんでした。

 

別の日はサダルストリートのすぐ近くにあるコルカタ国立博物館へ。

こちらも二重料金で外国人は500ルピー+カメラ・スマホ持ち込み料60ルピー(計約1,000円)でした。

インド最古の博物館ということで建物にも展示物にも歴史が感じられます。

仏教やヒンドゥー教の展示もかなり広いスペースが取られていましたが、展示物はそれほど目を引く物が無い印象。

やはり英国統治時代に目ぼしい宝物は全てイギリスに持ち去られてしまった影響でしょうか。

仏教の聖地が近いため仏教系の遺物の展示はそこそこ充実していました。

ヒンドゥー教などの展示物はデリーの国立博物館の方が充実していたのではないかと思います。

考古学関係では古代遺跡や石器時代の展示もありました。

その他、自然科学系や産業関係の展示も広いスペースが取られていましたが、展示物はかなり老朽化している印象でした。

広くて色々な種類の展示物があるので、たっぷり時間をかけて見物するのが良いと思います。

 

別の日には地下鉄に乗ってダクシネーシュワル・カーリー寺院へ。

コルカタにはカーリー女神への生贄として毎日ヤギの首を切って捧げるカーリー寺院がありますが、そちらはカーリーガート・カーリー寺院という別の寺院です。

僕は残酷な儀式を見るのが嫌だったので、地元の人達に広く信仰されているダクシネーシュワル・カーリー寺院の方に行ってみました。

こちらは入場無料ですが、寺院内は一切撮影禁止で、靴などと一緒にスマホやカメラも全て預けないといけませんでした。

寺院内の本堂には参拝者の長蛇の列が出来ていたので入るのは断念し、外観とガート(沐浴場)だけの見学となってしまいました。

 

別の日には、外国人観光客はあまり行かないであろうコルカタ動物園へ。

入場料は50ルピー(約90円)でした。

これといって珍しい動物はいないですが、コルカタ周辺のベンガル地方はベンガルタイガーの原産地なので一応写真だけ撮っておきました。

その他キリンや象やクマやシカなど、インド固有の動物も展示していました。

涼しい時季だったので広い園内をゆっくり散策するには良かったですが、短期滞在の場合はわざわざ見に行く必要は無いと感じました。

 

コルカタ滞在の最終日の夕方には、有名なマザーテレサの修道院へ。

毎日15時からボランティア活動の受け入れもしているということでしたが、僕はあまり興味がないので見学だけしました。

入場は無料で修道院の中は一部を除き撮影禁止。

中はマザーテレサのお墓、マザーテレサが住んでいた個室、展示室の見学が可能でした。

 

コルカタはインドでも有数の大都市ですが、イギリス統治以前の文化遺産があまり無いためか、見どころはそれほど多くない印象でした。

日本からの直行便が無いので滅多に行けないと思い5泊しましたが、観光が主体ならばもう少し短くても良かったと思います。