デリーのパハールガンジ(メインバザール)の薄汚いホテルで一泊した翌日、15年くらい前からの知り合いのインド人に会うために彼の店へ向かいました。
メトロに乗って数駅離れた場所にある彼の店に行くとまだ出勤していないということ。
店の人と色々話していると、インドのSIMカードを安く買えるということでお願いして携帯ショップに同行してもらいました。
今回の旅行ではタイのAISのトラベラーSIMでローミングを使おうと思っていましたが、3日で199バーツと結構高く延長するかどうか迷っていたところでした。
インドの大手のVodafoneに行くと外国人は契約出来ないので、インドに友達がいるならその人にお願いして作ってもらえとのこと。(実際は出来るのですが手続きが面倒なようです)
正規の代理店の店員に闇で契約するよう言われ、相変わらずいい加減な国だと思っていたところでした。
友達の店の店員に同行してもらい、近所にある小さな電話屋に行ってインドのIDカードを使いインド人名義でSIMカードを契約。
4週間有効のプリペイドSIMが400ルピー(約700円)で手に入ったのでかなりお得でした。
そうしているうち事務所に友達が来たので久しぶりの挨拶。
色々近況を聞くと、旅行代理店の他に服の店をオープンして結構羽振りが良いようです。
連れて行ってもらうと、インドの民族衣装のサリーやクルタを生地から仕立てる店で、インド人と観光客両方を相手にしているようでした。
また、リサーチ会社に勤めていた彼の息子も独立してかなり儲かっているようで、大きな家を買ったからホテルに泊まらずに家に泊まれと誘われました。
僕としてはホテルを移ろうと考えていたくらいでしたが、彼の家がどんな家か分からないのでとりあえず行ってみることにしました。
マンションの中は4LDKで3バスルームというとても大きな家でびっくりしていると、2フロア分あるので8LDK分あるということでした。
空き部屋が3つほどあるので好きな部屋に泊まってもいいよということで、パハールガンジのボロホテルから移ることにしました。
住宅以外も色々と羽振りの良い生活をしているようで、車を5台所有し運転手も一人雇っているということでした。
うち3台は旅行会社のツアーなどでも使っているようでした。
その他、シベリアンハスキーを飼っていて、専属の世話係が朝晩1時間ずつ散歩のために来たり、1週間に一度専属のトレーナーが来るということでした。
たしかにインドの運転は荒っぽく、大型車がバンバン飛ばして走っているので、お金を持っている人は安全面を重視するようです。
僕が初めてインドに行った時からインドは格段に経済発展してますが、この家族の経済的な発展ぶりには舌を巻いてしまいました。
日本人の感覚からしたらやり過ぎな気がしますが、周囲の人に金持ちマウントを取るというのがインドの流儀のようです。
デリーからコルカタへ行くまでの3日間この家で泊まることにしました。