チェンライ到着の翌日に1日観光ツアーに出かけました。
このツアーではチェンライ周辺の定番の観光地から、タイ最北端のミャンマーとの国境のメーサイや、ラオス・ミャンマー・タイ3か国の国境地帯、ゴールデントライアングル方面など9か所を巡る内容の濃いものでした。
メーサイやゴールデントライアングルは、地球の歩き方を見ると自力で行くのは難しそうだったので手っ取り早くツアーに参加するのが良いと思います。
料金は1,000バーツで昼食付き。
ただし、主要な施設への入場料は別途400バーツちょっとかかりますが、見学したくない場合は外で待っていても良いということでした。
朝8時過ぎにピックアップがあるということで、朝食を食べて待っているとガイドがホテルにやって来ました。
大きめのバンで行くということで何人来るのか聞くと、この日は9人ということで満席のようでした。
他のホテルのお客もピックアップしながらホテルを回りましたが、市内のホテルは中心部に集中しているので10分くらいでピックアップ終了。
僕以外のお客は白人の夫婦またはカップル(ヨーロッパ人3組とスペイン語を話す南米人1組)で、日本人の単身参加者はちょっと浮いた存在でした。
1.ワット・ロンクン
市内中心部から南に20分くらい走ったところにある「白いお寺」で、チェンライの観光案内のトップに出てくる定番の観光スポットです。
入場料は別途100バーツ必要でした。
チェンライ出身のチャルムチャイという画家が晩年手がけたお寺で、独特の装飾がかなりぶっ飛んだ感じでした。
チャルムチャイの絵画や彫刻が展示された美術館も併設されていて、そちらも見ごたえがありました。
2.ワット・ロンスアテン
「白い寺」の後は、市内中心から少し北に行ったところにある「青い寺」、ワット・ロンスアテンへ。
こちらは入場無料でした。
この寺はワット・ロンクンを制作したチャルムチャイ氏の弟子が手掛けたということで、彫刻や塑像は「白い寺」と似ていますが、建物が青と金色に塗られていて、僕が好きな色ということもありとても気に入りました。
3.バーン・ダム
「青い寺」から北に20分くらい走ったところにあるバーン・ダム(黒い家)。
ここはチェンライ出身の画家タワン・ダッチャニーという人が手掛けた美術館で、ラーンナー様式の黒い建物の中に美術品や工芸品が展示されている他、たくさんの建物や彫刻がありとても見ごたえがありました。
入場料は別途80バーツ。
展示品はどれもかなりぶっ飛んでいました。
人間のエロスや欲望というものを表現しているそうです。
建築や工芸、美術にあまり興味が無い人でも結構見ごたえがある美術館だと思います。
その後、バーンダムの近くのレストランで食事休憩。
ローカルフードのビュッフェで水は無料、ソフトドリンクなどは有料でした。
4.首長族の村
その後、さらに北に30分ほど走って首長族の村へ。
ここは入場料が300バーツとなっています。
少し高く感じるかもしれませんが、ここにいる少数民族は難民とされており保護に必要な経費として使用されるようです。
首を長く見せるのはカレン族の女性の風習だそうで、ガイドによる説明の後村の中の見学をしました。
カレン族の男性は農作業や建設作業のため昼間は外に出稼ぎに行ってるそうで、昼間は女性が村に残り手工芸やお土産の販売に従事しているということでした。
写真撮影には気軽に応じてもらえます。
売っている商品はナイトマーケットなどよりも少し高いですが、撮影料として買ってあげるのが良いでしょう。
カレン族だけではなくアカ族など他の民族の村も隣にありました。
アカ族の村の入り口には結界として鳥居に似た門が立っていました。
大学の時に習った人類学で、日本人と同じルーツの可能性がある民族として紹介されていましたが、実際に来てみるとは思っていませんでした。
門の脇には魔除けでしょうか、別の物が勃ってました。
5.チュイフォン茶園
首長族の村からさらに北に30分ほど走り、チュイフォン・ティーガーデンという茶園へ。
ここは台湾から移住してきた農園主が経営する茶園で烏龍茶を栽培しているということです。
景色がとてもきれいな場所でインスタ映えがするスポットとしてタイ人にも人気だそうです。
烏龍茶の試飲の他に、カフェでは抹茶ラテなども飲めます。
6.タイ最北端の地メーサイ
さらに北上してタイ最北の街メーサイへ。
メーサイは小さな町ですが、ミャンマーとの国境があるので人の往来が激しい街でした。
国境の入国管理ゲートの横にある「タイ最北端の地」のモニュメントからは、川を挟んですぐ目の前にあるミャンマーを眺めることが出来ます。
7.ゴールデン・トライアングル
メーサイから東へ30分ほど走り、タイ・ミャンマー・ラオスの国境となっているゴールデン・トライアングルへ。
ここの国境はメコン川により隔てられていますが、船で出入国することも出来るそうです。
近くには金色の大仏や遊園地のような施設もあり観光地化していました。
8.アヘン博物館
ゴールデン・トライアングルはかつてアヘンの栽培で有名な場所だったそうで、アヘン博物館でその歴史を知ることが出来ます。
入場料は50バーツ。
歴史の暗部ですが、分かりやすい模型などで展示されていて勉強になりました。
9.チェンセーン
ゴールデン・トライアングルから少し南下し、古都チェンセーンへ。
ここではワット・プラタート・チェディルアンという古いお寺を見学。
ちょうどお祭りをやっていて、縁日で賑わっていました。
ここには有名な古い大きなパゴダがありました。
10年ほど前にマグニチュード6超の地震があり、パゴダも一部崩壊したそうですが修復されていました。
ツアーでの見学先は以上で終了。
その時点で18時くらいになっていましたが、そこからは高速道路を通って一気にチェンライ市街まで南下。
バスターミナルの近くのナイトマーケットに19時前に到着しました。
ナイトマーケットに行く人はそこで降りましたが、僕はホテルへ送ってもらいました。
チェンライは4泊だったのではじめはのんびり自力で観光しようかなとも思っていましたが、1人では行きづらい場所も回れたのでツアーに参加して正解でした。
翌日以降はツアーで行かなかった他の観光スポットを見に、徒歩やグラブを使って観光しました。