マレーシアは華僑が多いので中華系の料理も豊富で、観光地では北京料理、広東料理、台湾料理、香港料理、カオマンガイで有名な潮州料理など特色のある中華料理を安く美味しく食べられます。
マレーシアで特徴的な中華料理に肉骨茶(バクテー)という豚肉料理があります。
もともと豚のクズ肉や臓物を臭み消しの調味料や香辛料で煮込んだ料理で、苦力(クーリー)が好んで食べていた料理だそうです。日本のモツの煮込みや牛丼・豚丼のような感じでしょうか。
スタンダードな肉骨茶には、豚のあばら肉、豚足、臓物、尻尾などがごった煮のように入っていて、部位を選べたり、追加でトッピングしたりもできます。
また鍋料理のように酒を飲みながらつつくといった食べ方もしていました。(僕は減酒中なので我慢しましたが)
お客さんは地元の中華系の人や中国からの観光客が多いですが、インド人のグループも来ていました。ヒンドゥー教では豚肉を食べることは禁止されていないのですが、インドにはイスラム教徒もたくさんいるため、ヒンドゥー教徒も普通は豚肉を食べません。海外ではあまり気にしないのでしょうか。
肉骨茶は薬膳料理の面もあり、店によっては野菜やキノコが入った肉骨茶もありました。庶民的な店だと大体350円くらいからで、ご飯と飲み物を付けても500円くらいでお腹がいっぱいになります。
マレーシアには華僑の人が発展させたニョニャ料理という独特な料理があります。
ココナツミルクを多用したマイルドな南国風の中華風料理です。
ペナン(ジョージタウン)の香港料理の汁なし麺+ワンタンのトッピング。チェーン店で流行っているようでしたが、味は微妙でした。
ペナンでお客がたくさん入っていた香港料理屋さんで注文した鴨肉料理。鶏に比べれば高いですが美味しかったです。
ペナンのお客の入りが良かった中華料理屋の炒飯と空芯菜炒め。ちょっと高めの店でしたが、飲み物込みで1000円くらい。グーグルの評価が高い店で味は良かったです。
中華系の料理は日本人にも割となじみがあるものが多く、メニューに漢字が併記されているので味のイメージが付きやすくて良いですね。
その他にも火鍋屋がやたらたくさんありましたが、暑いのでやめておきました。