秘書と社長 3859 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪

☆閲覧注意☆






















腕を振って歩く大男の後ろを小動物のように着いて行く智と俺





「前の2人いつからあんな歩き方してんだ?」


「結構前だけど?」


「えっ?気づかなかった(笑)」


「それも凄いわ」


「カズばっか見てるからだな♡」


「せっかく旅行来たんだから景色も見なさいよ」


「カズ越しに見てる」


「バカなの?」






大きな通りから少し入った場所にあったのはレトロな外観の洋食屋さん

綺麗で小洒落たお店もいいけど、昔ながらのお店も落ち着くからいいよね

そしてお昼を少し過ぎてるのに俺たちの前に2人並んでる

大きなお店じゃないのと人気なんだろうな





「ちょっと並ばないとだった」


「列も長くないしいいんじゃない?」


「相葉ちゃん、よく見つけたな」


「結構有名で検索かけるとほぼ出てくるんだよ」


「へぇ」





1人でだと列に並んでまで食べたりしない

智と2人でもやらないかも

そもそも食に大きなこだわりがない俺たちだからここのこれ!

って気持ちが人より薄め

だから列に並んでまで食べることがないからこうやって列に並んでることも新鮮で楽しい





「ここって何が有名なんだ?」


「ここはね、ハントンライス!」


「はっ?」


「何それ」


「翔ちゃん、翔ちゃんの言う通りの反応だった」


「だろ(笑)」






パッと見オムライス

そんなざっくりした説明を相葉さんから受けて事前の情報をインプットした

列が進みもうしばらく待つのかと思えば店から3人が出て行きスグにテーブルへ案内された






「ここではハントンライス一択なので」





そう言って相葉さんが注文を済ませる

他のメニューもあるけれどそのハントンライスが有名だからそれを皆んなで食べたいらしい





まぁ、オムライスって家でも作れるけど外で食べた方が格段に美味い気がするしいいか





そうして運ばれたハントンライス

うん、美味そう

そして俺にはちょっとデカい気がする……





「翔くん、ちょっと多いから食って」


「了解」


「相葉さん、俺のもちょっと食べて」


「分かってるよ」





分かってる?





「2人には多いかなって思ってたから腹は空かせてある」


「運動したもんね」





運動した?





「あっ!」


「わっ!どうした?カズ」


「あの、腕振って歩いてたのって?」


「そう、腹空かせる為の運動ね」






急に腕振って歩いてた理由がようやく解明

俺たちの為のそんな理由があったとは……

まぁ、理由があったとはいえ奇妙な2人だったことに変わりは無いんだけどね