My Pet 3-13 | 智とニノ時々嵐

智とニノ時々嵐

青担からの大宮担
頭の中のことを綴ります

妄想中です♪

☆閲覧注意☆










夜中の揺れは怖いのよー


リハビリ中






















出張へ向かう場所が遠い場合マンションから直接駅へ行くことになる

移動時間が掛かるから仕方ないこと

そんな時は毎回、潤くんが俺と智を迎えに来る





「ニノ、いってらっしゃい」


「いってきます。智、いってきます」


「うん。…………いってらっしゃい」


「お土産、買ってくるからね」


「めんたいこ」


「うん。明太子買って来るよ」


「うん。お仕事頑張ってね」


「ありがとう。潤くんが夕方実家まで送ってくれるからね」


「うん。ちょっとだけ早く帰って来てね」


「早く仕事が終わるように頑張ってくるね」


「いってらっしゃい」






段々下を向いてしまう智

寂しいが素直に表に出てる

俺と離れる不安は潤くんと手を繋いでる時点で現れてしまってる





「夜電話する」


「うん」




最後の『うん』は消えてしまいそうなほど小さな声だ

出発のベルが鳴り新幹線に乗り込んだ


伸びてきた潤くんの手がぽんと1つ俺の頭に乗った

バレてるんだよな


1晩早れてることが俺も寂しくなってること











新幹線のドアか閉まり

智がようやく顔を上げた




「カズ、いってらっしゃい!」



頑張って手を振ってる

俺と手を繋いでなかったら新幹線を走って追いかけてるだろう




「行っちゃった………」


「ニノも頑張って仕事して早く智のところに帰ってくるから、智も頑張ってお留守番しような」


「うん」


「帰りにシュークリーム買って帰るか?」


「うん。2つ」


「(笑) いいよ」






お互いになくてはならない存在になった2人

種類は違っても闇を抱えてた2人

ニノは智を闇から救うことで自分の闇を抜け出した

共依存

そう言われたってニノと智は2人じゃなきゃいけない

出会うべくして出会ってる

夜中明かりの無い場所で転がる智を見つけたニノ

呼び合ったんだよ

だから繋がった






「潤くん」


「どうした?」


「カズはあとどのくらいで帰ってくる?」


「1時間毎に捲るカレンダーみたいなの作るか(笑)?」


「作る!」






何か集中して作業してる方がきっと気分は紛れるだろうからな






「さぁ、会社行くぞ」


「シュークリームは?」


「買うよ(笑)」