「むすぶ」と「かもす」
祝詞の中の重要な言葉に
「むすぶ」と「かもす」がある。
むすぶは「産霊」と書くが、これは結ぶと考えてよい。
つまり1+1=2である。
人間関係になぞらえると出会いを意味する。
かもすは「神魂」と書く。
これは醸すの意味である。
人との関係に置き換えると、質的関係を表している。
つまり人間関係の掛け算の世界である。
「松下は、ひと味違う」
女房族は電気に弱い。
ヒューズが切れても直せない。
このちょっとした、修理サービスに感激したらしい。
そしてどうせなら気軽に修理してくれる、
松下の物を買おうということになったらしい。
これも一つの物を買ってもらって、
最初の人間関係を結び(産霊)、
サービスを重ねることによって、
その関係を醸して(神魂)、
人間関係の質的化学変化を、
起こしたというふうに考えることができる。
人との関係を醸す、
熟成させる方法は無数といってよい。
例えば
「顔施」より
顔をおだやかに、
にこやかにして人と対することである。
それだけで、
信頼と尊敬を得ることができる。
松下 幸之助
「もっといい顔して笑うと、儲かりまっせ」