日本的な人間関係
アメリカの経営者からみると、
日本の店員やビジネスマンが必要以上に
礼儀正しく、やたらに頭を下げるという、
印象があるかもしれない。
これは「誠」、
つまり誠心誠意の一つの実践にすぎない。
しかし、価格と品質のみで勝負すべき
ビジネスマンの世界になれていると、
無用な慣習と映ることであろう。
欧米の文化からすれば、
労働や情報の提供あるいは人の世話にいたるまで、
対価を支払わなければならない、
不文律のような考え方があります。
そうであるからこそ、
一方でまったく無報酬のボランティアが社会的にも、
人間の生き方としても高い価値を
もってくるようになる。
人脈がない時は、
まずその人をよく知っている人から紹介を受けて、
懇意の間柄になるように努め、
自分という人間をよく知ってもらうことから始める。
それがもっとも、信頼性の高いやり方である。
そのとき決め手になるのは、
やはり「あなたがそういうのであれば、
間違いないのだろう」と、
思ってくれるまで人間関係を深めることである。
あうんの呼吸で了解できるところまで、
人間関係を熟成させるのが日本的方法なのである。