追いかけた宙は
不思議なとびらに 宙も
吸い込まれていった
”あっ、宙、水筒いるかい?”
と
自称二枚目ペリカン君も
追いかけた
青い風船がゆれた
とびらは ほとんど
渦をまいて しまりかけて
いた
”そうだ、そうだ、お茶は
飲まんとからだに悪いが
飲みすぎるのもよくない。
なんでもほどほどが だいじなんだぁ~”
と にいペリカンも そういいながら
追いかけた
渦をまいて しまりかけたとびらは
自称二枚目ペリカンくんの羽根を
くるくる落として、
閉まった。
”いっちまったぜ”
にいペリカンは しぶしぶ
ひとまわり大きな羽根を
バタつかせながら、
”おれは 帰るとするとか、
カエルがなくからかえろ~っと”
といいながら 飛んでいきました。
地平に白の綿雲をなびかせ
すそを オレンジに
ほんのり染め広げて
赤く燃えたうえに
リングをまとったお日さまが
めをほそめるように
ドンと構えていました
そこに
にいペリカンの飛び去る
黒いかげが 点の様に
映っていました