2022年7月15日発行
いしかわTEACCH研究会会報161号より↓
注:以下、2022年7月に会報に寄せた文章です
先日偶然、保育園時代にお世話になったK先生にお会いしました。
今ほど発達障害という言葉が浸透していなかった19年前。
親も対応に苦慮するなか、愛情いっぱいにまぼの困り感に寄り添ってくださった先生です。
「今でもまぼくんのいろんな発言を思い出すのよ。
‘片づけるって何を片づけるの?
どこに?
ぼくぜんぜんわかんないよ!!!‘
って怒られたときは衝撃だったわ~。
本当にいろんなことを教えてもらったわ~。」
と笑うK先生の言葉にほろり。
困らせようとしているのではなく、困っているのは本人。
問題が単純であればあるほど、年齢があがればあがるほど、そして言葉が達者になればなるほど、傍からはわかりにくく理解してもらいづらい困り感だったのに。
よくぞあの時代に受け止めてくださったなあ。
しっかり受け止めてもらった経験はまぼの根っこに蓄えられて、今も心の奥の奥のずーっと奥のほうで、大きな支えになっていると感じます。
大切なことを教えてくれた保育園の先生方に、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。