温泉ソムリエのストレス解消!くつろぎの湯ブログ -17ページ目

改めて鳴子温泉郷

鳴子温泉の近くには、「鳴子峡」があります。

ここは、日本屈指の紅葉の名所になっています。


鳴子温泉には、仙台から陸羽東線(りくうとうせん)で行けます。

2008年10月1日に、この路線に「リゾートみのり」がデビューしました。


展望スペースの大きな窓から、美しい風景を楽しむことができます。

紅葉の時期に合わせた感じでしたね。


鳴子温泉郷には、変わった温泉もあります。

鬼首(おにこうべ)温泉もそのひとつです。

日本一の間欠泉と言われています。


鳴子温泉からバスで山間部にはいっていきます。

ただし、紅葉の時期でないと、バスは走っていません。


鳴子峡に一番近い駅は、鳴子温泉駅からひとつ先の

「中山平温泉駅」ですね。

中山平温泉は、とろりとした湯の肌触りで人気の温泉です。


そうそう、鳴子温泉駅では、駅前に足湯があります。

電車が来るまで、ゆっくりつかっていることができます。

駅周辺に3か所ありました。


尚、私は経験したことがないのですが、

足湯だけでなく、手湯(てゆ)も完成したとのことです。


街をあげてのおもてなしが、どんどん進んでいるのを感じます。


効能抜群、一号温泉

私が一番好きな温泉は、宮城県の鳴子温泉です。

なかでも、「東多賀の湯」、ここは最高です。

JR陸羽東線の鳴子温泉駅から徒歩10分のところにあります。


部屋は、全室キッチン(食器類等)付きで8部屋、全部和室です。

裏手にスーパーがあるので、自炊する人は手ぶらで来ても安心です。


さて、一号温泉についてですが。

温泉郷には、必ず最初に噴き出た天然の湯があります。

源泉中の源泉と呼ばれ、通常の温泉より湯の濃度が高く、

効能も強いです。


その温泉地でもっとも古くから出ている天然湯のため、

一号温泉を持つ宿は老舗がほとんどです。


ただ、老舗といっても、料金が高すぎてはダメですよね。

ここの「東多賀の湯」は、1泊2食付きで、8000円です。

他に、朝食付き、5250円、素泊りで3700円、となっています。

この3つは、ヤフーポイントがたまります。


その他にも、7300円と5200円のプランもあります。


改めて温泉の泉質のことですが、アトピー性皮膚炎などに

特に効能がある、弱酸性硫黄泉です。

白濁したお湯でないと物足りない人にはもってこいです。


鳴子温泉郷は、11種類ある泉質の内、9種類が揃っています。

いろいろはしごして、湯の違いを肌で感じてみるのも楽しいと思います。


最後にひとつ。

東北は蕎麦がおいしいところが多いと聞きます。

私が食べたなかでは、鳴子温泉の駅前の店が一番おいしかったです。












意外なストレス

岩手県花巻の郊外に、花巻の奥座敷と呼ばれた

台温泉があります。


ひなびた雰囲気の漂う温泉街ですが、

町の奥に立つ「中嶋旅館」は、木造4階建ての見事な宿です。


もとは花街としてにぎわった温泉地の高級宿です。

ですから、当時なら今の5万円くらい出さないと泊まれなかった

と言われています。


ただし、現在ではかつての名残をとどめているだけで、

消費税込7500円で泊まれました。


和室11室のみですが、日本建築の粋を凝らした造りです。

ただ、部屋のカギの開け閉めがやりにくかった。


一人用の部屋に泊まったのですが、これが気になって

風呂から戻ってきても、「今度はうまく開くだろうか」

などと思ってしまいました。


旅館の人に「他の部屋に変えてくれませんか?」

といってもダメでしたね。


せっかく建物は立派なのに、カギひとつで評価が下がるなんて

もったいない、と感じました。


温泉は、岩盤をくりねいた天然岩風呂「瑞岩の湯」です。

旅館の地下にあり、まるで洞窟の中にいるような感じです。

ほの暗さが、何か幻想的な気分になりました。


あとは、近くに遊歩道や滝といった、散歩したくなるような

環境がなかったのが、少し物足りなかったですね。


温泉自体は素晴らしかったので、部屋のカギという

たったひとつが残念でした。


泊まる人の目線に立って考えてなかったのでしょうね。