鎌田光也ですわ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141004/11/mitsuya-kamata/e4/fa/j/o0800047913086999059.jpg?caw=800)
去年の東京盃(大井・ダート1200m)を勝つなど、JRAと地方を合わせて、今までに2億8113万円の賞金を稼いどる、村山明厩舎のコパノキッキング(セン5歳・父スプリングアットラスト)は、次走の予定が8月12日(水)のサマーチャンピオン(佐賀・ダート1400m)になっとります。
この馬を管理しとる村山先生は、1987年に競馬学校の騎手課程に入って、京都新聞杯を勝ったトーヨーチカラとかを育てた斉藤義美厩舎から、1990年に乗り役としてデビューしとりました。
競馬学校の第6期生やった村山先生は、現役の乗り役やと、江田照男君と北沢伸也君と浜野谷憲尚(のりひさ)君が同期で、もう調教師になっとる牧田和弥先生も同期なんですわ。
村山先生は、1999年に、それまでずっと世話になっとった斉藤義美厩舎から、ジャパンCを勝ったマーベラスクラウンや、宝塚記念を勝ったマーベラスサンデーとかを育てた大沢真厩舎に所属を変えとりました。
そんで、2001年に大沢さんが引退してからは、一度、フリーになったんやけど、その後は、松田国英厩舎と松元省一厩舎と角居勝彦厩舎に所属しとって、2007年の2月に乗り役を引退してからは、最後に所属しとった角居厩舎で調教助手をやっとったんや。
皆さんもよう知っとるやろうけど、乗り役やった時の村山先生は、キンセンアラシに乗った1994年の中京障害S・秋(今の阪神ジャンプS)と、サンフォードシチーに乗った2000年の武蔵野Sの重賞2勝を含めて、通算で218勝を上げとりました。
2008年、調教師の試験に受かった村山先生は、その年の9月に厩舎を開業したんやけど、最初の年は、スタートが遅かったこともあって、「4勝・獲得賞金6234万円」っちゅう成績やったんですわ。
せやけど2年目は、テスタマッタを使ったジャパンダートダービーで、初めての重賞勝ちを交流G1で飾っとって、JRAでも「19勝・獲得賞金3億9288万円」っちゅう数字を残しとったし、3年目は、「25勝・獲得賞金4億7928万円」っちゅう形で、順調に成績を伸ばしとりました。
それに、2012年は、テスタマッタを使ったフェブラリーSで初めてJRAのGIを勝っとったし、2014年には、コパノリッキーでフェブラリーSを勝つなど、全部で27勝を上げて、今までで一番の「7億5692万円」っちゅう賞金を稼いどったんや。
こういう風にエエ成績を残せとるんは、騎手やった頃で言うたら、松田厩舎におったタニノギムレットやキングカメハメハとか、調教助手やった頃で言うたら、角居厩舎におったウオッカやカネヒキリやトールポピーとか、走る馬の稽古に関わっとった経験を、よう活かせとるからなんやろ。
しかも村山先生は、開業待ちやった2008年に、2006年のブリーダーズCクラシックを勝ったインヴァソールでお馴染みのキアラン・マクローリン厩舎とか、アメリカとオーストラリアの厩舎でも馬のことを教わっとったんやから、そん時の経験もよう活かせとるんでしょうな。
けど、去年までの5年間は、
2015年→28勝・獲得賞金5億7099万円
2016年→15勝・獲得賞金3億5986万円
2017年→16勝・獲得賞金3億0338万円
2018年→22勝・獲得賞金4億1288万円
2019年→12勝・獲得賞金3億2084万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったし、今年に入ってからは、先週までに13勝を上げとるんやけど、稼いだ賞金は「2億5394万円」と、2014年の3割くらいなんやから、今の先生は、「JRAの分を地方交流重賞で稼ぎたい」と考えとるんでしょうな。
そんな訳で、1着賞金が2300万円のサマーチャンピオンに向けて、コパノキッキングをどう仕上げてくるんか、注目したいと思っとります。
そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。
今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。
「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141003/18/mitsuya-kamata/07/a2/j/o0800057013086311508.jpg?caw=800)
そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。
なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。
正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。
そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。
で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。
今回、ワシがお勧めするんは、松下武士厩舎がアイビスSDに登録しとるジョーカナチャンや。
この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しときます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
大阪出身の松下武士君は、2003年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から安田伊佐夫厩舎で厩務員をやって、2月からは調教助手をやって、2008年のジャパンCダートで2着に入ったメイショウトウコンなどを担当しとりましたな。
その後は、武田博厩舎と清水久詞厩舎で調教助手をやって、2013年に32歳っちゅう若さで調教師の試験に受かっとります。
そんで彼は、2015年の3月に厩舎を開業するまでの間、矢作芳人厩舎の技術調教師になって、矢作君と一緒に、「キーンランド・セプテンバーセール」に行って馬の見方を教わったり、実際に厩舎をどうやって回したらエエんかなどを教わっとったんですわ。
ちなみに矢作君は、松下君の調教師試験に向けて、面接の練習を手伝っとったそうで、松下君はそのことを今でも感謝しとるし、「矢作先生を目標に頑張りたい」と話しとりましたな。
2015年の松下君は、小野幸治厩舎から引き継いだオースミムーンで6月の東京ジャンプSを勝って、早くも「初めての重賞勝ち」を飾っとりましたし、9月にもこの馬で阪神ジャンプSを勝つなど、全体で「14勝・獲得賞金2億4965万円」っちゅう数字を残しとって、2016年は、「27勝・獲得賞金3億7711万円」と、一気に数字を伸ばしとったんですわ。
それから、去年までの3年間も、
2017年→16勝・獲得賞金3億6178万円
2018年→22勝・獲得賞金3億7402万円
2019年→20勝・獲得賞金5億0551万円
っちゅう、安定した成績を残しとったし、特に去年は、阪神ジュベナイルFとファンタジーSを勝ったレシステンシアの活躍で、開業してから一番の賞金を稼いどったんや。
そんで今年は、先週までに稼いだ賞金が「2億9697万円」と、去年の同じ時期(7月3週目まで)の「2億4858万円」を大きく上回っとります。
もちろん、今の松下君は、「この勢いで賞金の高いレースをガンガン勝ちたい」と考えとる筈ですわ。
そんな中、今週は、1着賞金が3900万円のアイビスSDにジョーカナチャンを登録してきましたんで、キッチリ仕上げてくるやろうな。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥
松下武士厩舎がアイビスSDに登録しとるジョーカナチャンについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上ですわ。
そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。
せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。
★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★
★ 元JRA馬主・小栗範恭のブログはこちら ★
★ 元JRA調教師・山田要一のブログはこちら ★
★ 元JRA厩務員・小西聖一のブログはこちら ★
ほなまた。