毎年、新成人へのメッセージを綴っていますが、
今年は、「物語り」にしてみました。
作家なもんで(*´ω`*)
いちおう息子コクトウ君も18歳なので新成人なのか?
いや20歳が成人式よね?
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ここは、2076年の「近未来」。
あなたは孫に聴かれた。
タケ坊
「ねぇ、じーじーとばーばー。
”暑い”ってさぁ、どんな感じだった?
それって楽しいの?」
じぃじ
「そうか、そうか。
タケ坊たちは「暑い」を知らない世代か・・・。
懐かしいのぉ、ばあさんや。
グマガヤシって単語、覚えてるか?」
ばぁば
「えぇ、えぇ。
よく、ニュースに出てましたねぇ。
最高気温を記録って。」
じぃじ
「今じゃ気温は「心地いい」だけになったもんな~。
完全に気象を操れる、便利な世の中じゃな。」
タケ坊
「いや、便利じゃったのぉ~(遠い目)、とかじゃなくてさー。
どんな”感覚”だったのか、を教えて欲しいの!
夏休みの宿題なんだから。」
ばぁば
「そうですねぇ、今思えば、
あれはあれで、とても良い”感覚”でしたよぉ。
でも当時はね・・・、
本当に辛かったのを覚えてるよ、タケ坊。」
タケ坊
「ねぇ、”ツライ”ってのはどんな感覚だったの?
じーじばーばと話すと、会話が出来ないや。
使われていない古い感覚ばかり使うから。」
じぃじ
「そうか、ツライも完全に世界から消えたんじゃったな。
あれは良い感覚じゃったぞ。
まぁ、その時はキツイけど、
その後に飲むビールが最高でな。」
タケ坊
「だ~か~ら~、また新しいの使った。
キツイって何?」
ばぁば
「そうか、ロボットたちが家庭に入って来て、
キツイも完全に消えましたね。
例えばタケ坊のお母さん居るでしょ?ちゃんみな。
彼女が風邪をひいた時の看病は、キツカッたわねぇ。」
タケ坊
「ツライ、キツイ、アツイ・・・、
もう想像でしか分からないけど、
とにかく”色んな感覚”があったんだね。
この世界には。
じゃあさ、”危ない”ってのはどんな感じだったの?」
じぃじ
「そうかそうか、
”最後の危ない”を経験した日本人・・・
ばあさんや、あれ誰じゃったっけ?
確か、ギネスに認定された”最後の危ない”をやった人間って、
日本人じゃったろ?
もう、10年前かのぉ。
ほら、電球を替えて、その椅子がグラグラして、
「危ない」って叫んだ、
あの、人類最後の”危ない”のやつ。」
ばぁば
「誰でしたっけねぇ?TV出てましたけど。
懐かしいですねぇ。」
タケ坊
「っちぇ。僕らの時代は、完全にAI制御だから、
”危ない”になる前に、AIに止められるんだ。
子供の頃、パパに高い高いをしてもらった時も、
床に落ちる直前に、ロボットがダッシュで受け止めて救ったんだ。
もう人類の誰も、”危ない”を経験できないなんて、
つまらないな~。」
ばぁば
「良いじゃないですか。
タケ坊たちは知らないかもしれないが、
本当に、危ないは、危なかったんですよ。
辛いも、辛かったし。
暑いも暑かった。
寒い冬なんてね、本当に寒くてねぇ。
タケ坊たちは、
辛いも、苦しいも、暑いも、寒いも、にがいも、悲しいも、
嫌な”感覚”はぜーんぶ無くて、
最高の世界なんですから・・・、
人類の長年の夢が叶ったんですよ。」
タケ坊
「うぅ・・・!!!
なんか違う!
いやだ・・・、
いやだいやだ!!!
ぼく、こんな世界、なんにも楽しくないよ!
伝説の、”つらい”や、”苦しい”、”寒い”に”暑い”、
ぜーんぶ体験したい!
地獄じゃん、今の世界!
楽しいと、ほほえましいと、心地良いだけって!
そうだ!
神さま!!!
もう一度僕らに、
苦しくて、辛くて、暑苦しい世界を体験させて下さい!
僕は、泣いてみたいんだ!」

タケ坊は目を覚ました。
そこは「辛い」もある、
「苦しい」もある、
そして、まだ「危ない」さえもある世界へ・・・。
さて、『物語り』はここまでです。
新成人の皆さん。
タケ坊って、誰かを考えて欲しいんです。
想像上の人物でしょうか?
いいえ。
実は、「タケ坊」が今朝「あなた」として、
この世界で目を覚ましました。

あなたは未来で言ったんだ、
「戻りたい」と。
「辛い」を体験したいと。
「苦しい」もやってみたいと。
「危ない」も、「暑苦しい」も。
未来では1つずつ消えて行くこれら”ネガティブな感情”を、
「めっちゃ体験したい!」と、あなたは言った。
さあ、そして。
今、ここ2026年の新成人の日の朝に、
目の前では「全てが」叶っているじゃないか。
何が言いたいのか?
きっと、君たちは最後の世代だ。
”危ない”を体験する、最後の世代だ。
”苦しい”も消えて行くだろう。
”暑い”も無くなるだろう。
熱センサーの開発で、
室温は常に「心地いい」のみに完全制御される。
そんなの数年後だ。
自動化される運転で、交通事故は0になる。
イーロンは5年後と宣言した。
そのうち全ての負の感情が、
テクノロジーで解消される。
だから君たちが最後の世代なのだ。
君たちがこれから自分の手で、
テクノロジーを開発して1つずつ消して行くであろう”負の感情”を・・・
まだ味わえる、そんな最後の世代だ。
ぜひ、「危ない」を体験して欲しい。
どうか「苦しい」から逃げないで欲しい。
あの伝説の「つらい」を乗り越えて欲しい。

君たちは今日、成人を迎えて、
「仕事」をする。
「仕事」とは、
社会の不便を解消して行く作業の総称の事だ。
そう・・・君たちがその手で消して行く”負の感情”を、
ギリギリ味わえる「最後の体験者」として、
しっかりと逃げずに・・・、
「体験しきる」事を祈っています。

タケ坊と、おばあちゃんが思い出せなかった、
”最後の危ない”へ挑戦した日本人。
それはきっと、君の名前だったのだと思うよ。
新成人おめでとう。
まだまだ危ない、この世界から。
令和八年『新成人に寄せて』
ー作家さとうみつろう
ごめん、新成人ちゃん。
↓こっちの方がダンゼン楽しいかも↓3年前のメッセージ
↓念のため、2年前も!ごめん、新成人。
↓蛇足で、去年のも!
てか、
何度もやり直せるって事ですよ!
下手な文章も続けりゃあな!
あばよ、最後の”危ない刑事”!
※「アブナイでか」を知らない新成人は、
おばあちゃんに聴いてみてね。
★1月17日カノン瞑想☞満席御礼
↓今日は下の2つのボタンを押す祭、
「君は、最後の危ないデカ」って言いながら↓ポチ↓ポチ
▼この記事を書いた人 Writer's Info
日本の作家・ミュージシャン。高3の長男コクトウ君、中2の長女ザラメちゃん、小1の次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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