「結婚式で、余興お願いね」と言われたのが半年前。

3か月前に東京で集まるも、ただ飲んで潰れただけ。


男ってそういう生き物だから。



さすがに結婚式の前日になって。

札幌に先入りしていた仲間たちに電話すると、

「朝からスロットに来てる」とか言われ、

午後5時にやっと集まり、

「さぁ明日はどうしようか?」


男って、そういう生き物だから。




 

「とりあえずスタジオ入るか?」から、曲作り。

挙式まで残り時間、12時間を切ってるのに。

 



でも、やり始めたら真剣で。

仲間のためならと、

ちゃんと「カタチ」にし始める。


男ってそういう生き物だから。




歌詞を書こうとして降りてきたイメージは、

なぜか「ブッタ」。

20年以上曲作りしてるけどラブソングは書かない主義。

でも、いくらなんでも結婚式ソングに「ブッダ」??



その「なぜ?」を、

脳内の「経験」と「知識」に繋いでいく。




世間で起こる嫌な事や争いごと、そして悲しいこと。

そういう『出来事』が起こった時に2パターンの反応が。


①妻に傘もささない男

②傘をさして、妻を雨から守る男



いやいや、もっと上がある。

③「雨が降っていた」ことさえも、妻に気づかせない。


「嫌な事」が世界に存在するという事すら、妻に見せない。

それが「最上級」の出来る事じゃないだろうか?


雨が降ってから、傘をさすなんてダサい。

遅い。

もう、一回「雨」を見せちゃってんじゃん。

最上級の男なら。



妻が起きる前に、「雨」が降っていたという証拠すらもう全て消し去っておく。

妻には「雨(悲しい出来事)」のへんりんも見せない。


ある晴れた朝〜♪
君は虹を見るだろう〜♪
知らなくていい
雨が降っていた事さえも♪

そう、これからは♪
君の目が覚める前に♪
悲しいことも 辛いことも
片付けておこう〜♪


 

 

ブッダは国王の息子だった。贅沢だった。

ブッダのお父さんは子供に「汚いもの」を見せたくないという親心で、

ブッタが青年になるまで「枯葉」すら見せなかった。

初めてお城の門の外に「老人」を観た時


ブッダ
「あれは、なんだ?」

お付きの者
「あれは、老人でございます。

人は年を取るのです。」



ブッダ
「王でも、そうなるのか?」

お付きの者
「王でもそうなります。」


青年になるまで、

「老人」も、「病気」も、「死人」も見た事が無かったブッダ。


これは『四門出遊』という有名な故事で、

通常の仏教解説だと、ブッダはその反動で真実を求めて「城を飛び出した」事になるけど。



「いやなこと」を最愛の人の
目に触れないように隠し続けた愛って、

やはり凄いことだと思うのです。



昨日結婚した彼には、そうなって欲しいなと願いを込めて。

『雨を隠し続けた男』を作詞。




『雨を隠し続けた男』

ある晴れた朝 君は虹を見るだろう

知らなくていい 「雨が降っていたこと」さえも

 Wow Wow

 そう、これからは

 君が目を覚ます前に

 悲しいことも 辛いことも 片付けておこう

 

 おぉエリザベスクイーンより

 君がくつろげるように

 地球を全て包めるほど 長いレッドカーペットを

 Wow Wow

 

 もしいつの日か 君がこの星離れる時が来たって

 君のカケラこぼさぬように

 

 ただ一つだけ 君に願えるならば 

1秒以上 長生きして 僕の命より Wow Wow

 

 いつか話して 君によく似た娘に

 命を懸けて雨隠した男の事を

 

 ある晴れた朝 君は虹を見るだろう

 知らなくていい 君は何も 虹の向こうに




で、結婚式直前のスタジオでは、

めっちゃ良い「カタチ」が完成したのに。

結婚式本番はグダグダで。


男って、そういう生き物だから。

 

 


でも、どうしても納得できなくて。

なんと、結婚式(いわゆる本番)会場から2次会へと向かう貸し切りバスの中で。

「もう一回やろう!スタジオ入ろう!」となる。

いや、本番はもう終わってるのに(笑)



バスで周囲のスタジオを検索、

バスを途中で止めてもらって、2次会に遅れる覚悟で降りて、

スタジオに入って、撮り直すっていう(笑)


男って、そういう生き物だから。





そして、無事に。

5次会くらいで、動画の編集も間に合い。


新郎新婦に撮った動画をみせつけてやることが出来ました(笑)

「本番グダグダだったけど、俺らって本当はあんなもん(本番)じゃないんだぜ!」

を、ただ見せつけたかっただけっていう(笑)

 

 

 

どうぞ。「男」ってのがどういう生き物なのか参考にご覧ください(^^♪



↓ほぼ3日間ねてないM氏は、

動画編集まで担当しちゃったからでしょう。

良いリリック書けたから、ご満悦だけど。



「雨が降っていた」ことさえも。悲しみも、辛いことも。

ソレが「起こっていた」事さえ気づかせないくらい。

そのくらい最上級の愛で、奥さんを大切にしてね。

結婚おめでとう、お幸せに。




!いよいよ、あす秋分点!

『ウレシパモシリの祈り』
日時:9月23日(秋分点16:51)
出演:惣領智子/阿部敏郎
詳しい記事は⇒こちらから




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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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