何でも「わたし」の心に従って、
自分が食べたい物を食べるべきです。
というお便りを頂きました。
えぇ。
でも、もしもその「わたし」という者が、
何者かに乗っ取られ、操られているとしたら??
その乗っ取られた「わたしの心の声」とやらに、従いますか?
アメリカのニューメキシコ大学の研究によると、
腸内細菌が、宿主(いわゆる「わたし」)の神経系統を乗っ取り、
「わたし」の摂食行動(何を食べるかという行動)を操っている事が分かったそうです。
要するに、
「チョコが食べたい!!」というのは「わたし」の意志だと思っていた事でしょうが、
最新の研究によると、
チョコを食べたいと、腸内細菌が「あなた」に思わせていたのです。
↑この科学雑誌で3年前に発表され、
世界が驚いたそうです。
体内に入って来た菌や寄生虫が、
その宿主の行動パターンを変えることを、
「宿主行動変容」と言うそうです。
朝、あなたはパンを食べたくなった。
それは、「あなた」が食べたくなったのではなく、
あなたの腸内の細菌が、パンを欲っした。
それなのに「あなた」は、
まるで自分がパンを食べたいと思ったかのように錯覚し、
「わたし」の心の声に従ったのよ、と言った。
昼、あなたはスタバでコーヒーを飲みながら、
「久美子~
みつろうとか言う変なおっさんがぁ~、
玄米がおいしいとか言ってんのぉ。
マジ、ウっケるんですけど。
ブレてるわぁ~。
無理しないで、「わたし」の心の声に従うべきよ、
ケーキ一つくださーい」
と、まったく自分の声じゃないその声に・・・、
腸内のガンジダ菌の声に従って、ブレブレな事をしている。
腸内には「腸内フローラ」と言って、
多種多様な菌たちが共生しています。
この大学の研究によると、菌は他の菌たちと勢力争いをしているそうで、
例えば、ガンジダ菌は「砂糖」が好物で、
自身の勢力拡大のために、宿主の神経系統をホルモン物質で乗っ取って、
「もっと砂糖を採れ!」と宿主に命令するそうです。
すると何も知らない「あなた」は、
まるで自分がチョコレートを食べたかったかのように、
スーパーでチョコに手を伸ばす。
果たしてこれは、
「わたし」の心の声に従っていると言えるのだろうか。
さぁ、ここで哲学者さとうみつろうさんが、
面白いパラドックスを。
【研究成果】
腸内の「菌」が「あなた」を操っている事が判明した。
だから食べモノを変えれば腸内の菌のバランスが変わり、
あなたの意志や性格は変えられる。
これは、上記のアメリカの研究以外でも、
スウェーデンや、ドイツの研究などで出ており、
「健康な人のうんこ」を「病気の人の腸内に移植」する事で、
その人を健康にするという、
ウンコマニア必見の治療法が始まってたりします。
でも、
「意思や性格を変えるために、
今日から食事を変えるぞ!!」
という意思も、結局は腸内細菌からの意思なのです(笑)
腸内を変えるために、マックをやめたのか、
腸内が変わったから、「マックをやめよう」と思ったのか。
トリが先か、ニワトリが先かってやつですね。
違うか。
トリが先か、タマゴが先かってやつですな。
まぁ、とにかく。
「わたし」の心の声に従って、
私の好きな物を食べるべきよ!
というご意見をメールで頂きましたが、
どうやらそのメールは、
その人の腸から届いていたようです。
ダマされたと思って、食事を変えてみてごらん。
「あなた」の性格が変わるから。
性格が変われば、人生が変わるから。
↓ちなみに、僕のブログでは5年前から、
摂食行動どころか、全ての行動が「腸内細菌」によって起こっていると伝え続けているので、
長年このブログを読んでいる人には、今日の内容に衝撃は無いでしょう。
が、世間的には「大ニュース」になったんだって。3年前に。
で僕は、昨日このメールを頂いたときに、
ネットで調べてて「腸内細菌が摂食行動を乗っ取っている」というニュースを得たのですが、
その瞬間、
みつろう
「くっそー、俺が絶対に先に書いてたはずだ。
どっかで読んだ知識じゃなくて、自分でヒラメイタんだから!
このままだと、アメリカのパクリだと思われちゃう。
アメリカにだけは負けたくない!
富国強兵!トラトラトラ!
えーっと、あれを書いたのはたしか・・・、
おっしゃ!!!日付けが勝っとる!!
アメリカの研究より先に、発表しとる!!!
参ったか、ブッシュ!!」
ということで、
その記事がこれです↓
ー過去記事を簡単に説明するとー
5年前に豆乳ヨーグルト作りにハマり、
ヨーグルトを発酵させるための保温気の設定温度を、
いつでも「36度」にしていて、ある時思った。
「世界中で、常に36度をキープしている場所なんてあるかい!めんどくさい菌め!!」
と。
で、あったんですな。
世界中で、常に36度にキープされる「場所」が。
それが、人間の腸内。
アフリカに行っても、北極に行っても、
なぜかニンゲンの腸内は「36度」。
変温動物なら、環境で体温が変わるのに、
ニンゲンだけは、なぜかずーっと「36度」をキープ。
・・・。
てことは、ニンゲンってそもそも、腸内の微生物たちを快適な温度で保温するための、
ただの保温器なんじゃね?
と。
で、あれから5年。
最近シったのですが、
地球の生物の起源は、
チューブワームという↓この生物らしい。
口と肛門が無く、ただ「チューブ」が揺れてるだけ。
それなのにどうやって生きているかと言うと、
管の中に、大量の微生物を飼っている。
そう、これは「腸」の原型なのだ。
生物は「腸」から出来た。
詳しくは、5年前のこの記事を読んでね↓
https://ameblo.jp/mitsulow/entry-11495579870.html
まぁ、とにかく。
・甘いモノを我慢しろだなんて、おかしいと思います。
・もっと「わたし」の心の声に従うべきです
というメールを頂きましたが、
「食べたいモノだけを食べるべきだ」と、
「あなた」に言わせているのは、腸内の細菌です。
トリとタマゴのパラドックスを超えて、
腸内を変えるために、細胞OKの食事に切り替えてみたら?
考え方も、性格も、人生も。
何もかもが、変わるよ。
楽しく学びたい、関連ある過去記事たち↓
https://ameblo.jp/mitsulow/entry-11495579870.html
https://ameblo.jp/mitsulow/entry-12091496530.html
https://ameblo.jp/mitsulow/entry-11537907930.html
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