昨日は、那覇大綱引きでした。
僕はザラメちゃんの補助輪外し練習で行けなかったのですが、東が勝利したそうです。
東と西で戦うのですが、
過去４７回の通算成績は東の１５勝１４敗１５引き分け。
ピッタリ東西がどっこい・どっこいな感じがしますか？
ところが、裏舞台は、ぜんっぜん違います。
なんと、４７連勝しているんです。
何が？
「那覇大綱引き」自体が。
天の気分に対して。
ギネスに認定された、世界一の大綱ですので、
あまり知られていませんが、前日に国道の大手術が行われます。
wikiペディアによると↓
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綱引き開催時には、交差点付近の中央分離帯のブロックが取り外される。このように中央分離帯が取り外し可能になっている場所は、全国の国道でここだけである。
ーーーーーーーー
えぇ。これは、知ってたんです。
前日の深夜に、５８号線が通行止めになって、クレーンが大量にやって来て、中央分離帯を外すのは。
家が近かったので、大学の頃に見ました。
でも、最近。
もっと別の裏話を、
那覇大綱引きの関係者に聞いて、マジでビックリ。
関係者
「設置するまでは良いのですが、
設置したあとに、例えば綱引き中に、もしも雨が降って、綱が水を吸ってしまったら、
重くなって、綱をクレーンで持ち上げる事が出来ないんですよ。」
みつろう
「え？じゃあ、雨が降ったら、片付けられなくなるってこと？」
関係者
「そうなんですよ～。」
みつろう
「いや、語尾を伸ばしてる場合じゃないでしょ！
え？
５８号線って、沖縄で一番大事な幹線・動脈じゃん。あそこが、綱が動かせなくなったせいで通行止めになったら、経済、終わるよ？」
関係者
「まぁでも、大丈夫です。今のところ過去４７回、天気に勝っていますし。」
もう、マジでビックリよ、これ！！！
設置したあとに、
①雨が降ったら、綱を動かせなくなっちゃうんですよ。オホホ。
の、沖縄人のテーゲー精神っ！！
②でも、今まで一度も無かったから今年もきっと大丈夫さ～。
の、沖縄人のナンクルナイサー神経っ！！！
↑そりゃ、
これが水を吸ったら動かんわ！！
「じゃあ、小さくせいやっ！！」
「水を吸っても、クレーンで持ち上がるくらいにっ！！」
と言うと、きっと、
もったいないさぁ～。せっかく、ギネスに載ったのに。
もう、チビグワァ（小さく）には出来んさやぁ～。
って言うんでしょ？
見たことが無いくらいの、大量のクレーン車が出動して、
「やっとこさ」動かせる大綱・・・。
乾燥した状態で、「どうにか」持ち上がる、大綱・・・。
設置は、ギリいけます。
いや、ほんとそろそろ考えようって。
なーんて、思ってませんよー。
うちなーんちゅ（沖縄人）として、誇らしいっ！！！
この素敵な精神と神経っ！！
「え？どうにかなるでしょ？」
の、精神。
「なんでぇ～？今まで、大丈夫だったやっし。」
の、神経。
マジ、「綱」と一緒に、後世まで保存して欲しい。
でね、ここからが凄いんです。
いや、分かりますよ(笑)。
ここまでで、充分に凄いじゃないですか？
でも、ここからがもっとすごい。
この、奇跡の４７連勝ですが・・・。
なんと、マツリの前に、那覇大綱引き実行委員・保存会の面々が、
龍神様に、「雨が降らないように」とお願いしに行くそうです。
これ、凄くね？？
今も、書いてて、背筋がゾクゾクしたわい。
１００％、神さまが関与してるよね。
４７回連続で、「偶然晴れた」なんて、統計学上も無理よ？
見たいんでしょうな、神さまも。
マツリ好きだからね。
で、僕はこの奇跡のウガンジュ（拝所）がどこなのかを、
この関係者さんに教えてもらったんです。
でも、忘れちゃったの！！！
真玉橋だったか、豊見城だったような記憶。
だれか、教えてください。
４７回連続で、天の気分を晴れに出来るくらいに強力な、
このウガンジュの場所を！！
１秒でも早く行きたくて、たまらんわい。
早く、連絡ちょーだいねっ！！
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↓他府県では考えられない話でしょ？
出向とかで、東京都庁のエリートが県庁に来るとするでしょ？
この無謀な、驚きのチャレンジ精神を止めようと、知事に進言。
「知事、あまりにもリスキーです。即刻やめるか、雨天対策を施すべきです」
すると知事あたりもうちなーんちゅなんで、きっとこう言うんでしょ？
「なんで～？動くよ。」
何の根拠も無いけど、言うからね。うちなーんちゅは。
「動くはずよ～。」
って。
負けずに東京出向エリート、経済団体の会合で進言。
「どかせなくなったら、経済活動に数億円の損害が！止めるべきです！
経済が回らなくなります！」
で、経済同友会の会長あたりもうちなーんちゅなんで、こう言うからね。
「回るはずよ～」
「アホしかいない！」と、県警に行って、警察所長に進言。
「せめて、ビニールシートとか用意しましょうよ！」
当然うちなーんちゅのアガリエ所長。
「拝んでるから、大丈夫さ～。」
発狂したエリート都庁職員(こっちの神経の方が一般的)、実行委員長に最後のお願い。
「そろそろ、大人になって下さい。雨が降ったら、どう責任を取るんですか？」
「降らんよ～。」
で、終了。
よく頑張った、出向職員！君の方が100%正しいぞ！
ただ、闘った場所が悪かった。
ここは、正しさよりも楽しさを採択する島。
どうにかならない、よりも、
どうにかなるはずよ～の島。
いや、僕でもこの話しを聞いた時、マジでビビりました。
ビビりポイントは、いっぱいありますが。
まず、「雨降ったら、動かなくなるんだよ～。えへへ」の素敵な精神ね。
そして、毎年、「どうにかなってる」という、奇跡の「現実」！！
そーしーてー！！
それを、「どうにか、している」存在。
どうやら、那覇大綱引きを始めたのは、
尚円王が三司官だった時代・・・。
関わっとる、先祖が。
こんな、アホみたいな神経「え？今年もイケるでしょ？」に、
ご先祖様が、関わっとる！
てことで、またもやwikiペディアより↓
みーんな（女綱）、をぅーんな（男綱）をかぬち棒で結合させて、西東に分かれて挽きあう綱は、陰と陽の結合を意味し、人類繁栄を願う神話的行事です。
陰陽統合の、大事な神話的儀式なんだってさ。
どうか、クレーンの技術が向上する日よりも早く、この「奇跡」に人々の関心が向きますように。
三菱重機あたりが重くても持てる画期的なクレーン車を発明するよりも先に、これだけの「奇跡」が起こり続けていたことに。
祈りの大切さに。
先祖の愛に。
神さまの、マツリと人々に掛ける想いに。
工業よりも、精神へ。
僕らの目が、移ろいますように。
来年も、きっと。
「あい、なんで？今まで、大丈夫だったんだよ？どうにかなるさぁ～。」の精神で、雨よけのブルーシートとか用意せずに、
ギネスを狙った大きな綱が、編まれますように。
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あ、シェアされて来た沖縄人にはぜひこれも読んで欲しいから（⇒これも必読）、載せといて読まれるようにしとこっと。
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