「伊勢を参らば、朝熊をかけよ。朝熊かけねば片参り。」

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さぁ、こうして、朝熊山金剛證寺(こんごうしょうじ)に到着しました。

寺に通じる、唯一の道、伊勢志摩スカイロードに、

オープン前から並んでまでして、やってきたので、

当然、1番乗りです。





 

スーパーのオープン前から並んでる主婦のように、

なんなら店のオープンと同時に、「特価品」まで走って行って、

ワシづかみで、ツナ缶でもカゴに入れまくろうかという勢いで、店内(境内)へ。






 

とうぜん、競争相手の、隣りの主婦、山本の奥さんなんて居ませんので、

ひろーい庭園に、ぽつーん。

朝のシャンとした空気が充満しています。





 

そして、本殿までやって来て、ビックリ!!

まさかの、閉まっている!!


普通ね、ディズニーランドではね、

入り口の係員と、中のアトラクションの係員が、無線でやりとりして、連携して、

「よし、アトラクション、準備OKです。」ってなって、

「それではっ。」って、入り口をオープンするでしょ?



なんで、寺が開いてないのに、先に下の入り口開けちゃったかね!






とにかく、こんな理不尽な話しあるかい!と、寺務所へ急行!

ドンドンドン!おーい!誰かいるか~い!!

すると、中から、修行僧の若い坊さんが出て来た。



坊さん
「なんですか、朝っぱらから?」


みつろう
「あさっぱら??

 もう朝6時20分ですよ??

 こっちは、朝スイーツまで食べ終えて来てるのに、なんで開いてないんじゃい!」


坊さん
「早すぎますよ、お客さん。」


 
みつろう
「は、早すぎる??

 あんた、そもそも、修行僧だろ!!
 
 煩悩を振り払うために、パワースポットに屋根つきの寺を建てていて(

 なんでこの時間に、まだ寝とんじゃい!!

 全然、煩悩を振りきれてないじゃないか!

 だいたい、神さまに、早いも、遅いも、あるか!!

 伊勢の修学旅行の小学生は、徹夜で頑張ってるんだぞ(?)!

 とにかく、今日は、プレステ瞑想をしに来たのに、本堂が開いて無かったら、

 どこで座禅を組めば良いんじゃい!」



坊さん
「なんなんすか、プレステ瞑想って?

 とにかく、寺はまだまだ開きません。座禅が組みたいんですか?

 なら、ここの山のテッペンに、八大竜王のヤシロがありますから、

 そこでやって来て下さい。そこなら、カギ空けてますから。」



しかたなく、神社の境内をウロチョロ。




 

これは、弘法大使空海が建てたという、修行するためのお堂

修行するためのお堂だけど、朝6時にはまだ空いてない、の図。

空海は、この寺を「中興」したらしい。ようするに、再興したのだ。




 

そしてこれが、明星堂。

ここで、伊勢神宮参拝の「不足」の報告をします。

この場所は、伊勢神宮の鬼門に位置しています。

鬼門というのは、「スキがある」という事で、その報告をここで埋めます。






 

「神さま、僕は舞浜ランド(住所)から来ました、

 ねこ年(干支)生まれの、熊田まさし(名前)と申します。

 昨日は、伊勢神宮へと人生初の参拝をさせていただきましたが、

 何分、まだ未熟者なため、不足している事も多々あったかと思います。

 神さまにて、その不足を満たして頂きますよう、お願い致します。






 

人間というのは、どれほど成熟しても、未熟なままです。

どれほど完璧に何かをしても、不足が現れます。


その不足分を、鬼門神社であるここで、埋めてもらうのです。

朝熊参拝のそもそもの発祥は、ここ明星堂が建ったのが始まりです。

明星とは、日・月・星の三つの字から成っている通り、(

アマテラス・ツキヨミ・スサノオの3相さえも見渡す位置に在るんでしょう。


太陽も・月も・地球も見渡せる位置に、金星(明星)は在ります。

太陽系で一番まあるい公転軌道を持つ星、金星。

太陽・月の次に一番明るい星、金星。

「明けの明星」という言葉がある通り、明け方に見える星、金星。

明け方・・・、早起きが得意なはずの星、金星。


イヤミも炸裂したところで、明日は、この明星堂のすぐ隣りのわき道から、

山頂目指して、登山がスタートです。


(←次の記事へ続く←) 
 



↓この世では、どうしても、「スキ」が現れます。

風水では、その方角を、鬼門と言います。

完璧に何かを創り上げても、絶対に、どこかに不足が出るんです。

そこに、祈りの気持ち、感謝の気持ちが生まれます。

どうか、この不足分を、神さまにて、満たして下さい。

伊勢神宮は、完璧になるように、人間によって創られたパワースポットですが、

それでもなお、原理的に不足が生じますので、

不足を満たす場所を含めて、完全に作られているんです。

伊勢神宮と朝熊山。

ん?

あさまやまって、「朝」って漢字すらはいっとるねぇ~。

このありさまを、空海が見たら、なんて言うんでしょうね。

ウソウソ。

若い坊さんは多分、朝の炊き出しとか、朝のぞうきんがけとか、

そういった作業に忙しくしていたトキだったんでしょう。

でも、早く来たおかげで、重大なるヒント「裏の登山道」を神さまから聞き出し、

明日へと続く。

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