売れないものが売れる不思議 | 旅ノカケラ

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@人生は先がわからないから、面白い。
@そして、人生は旅のようなもの。
@今日もボクは迷子になる。

あー、眠れない。
作文を1つ書いてみよう。


メーカー廃番になってしまったへルメットがあった。
しかも、1個。
当然ながら、展示品。
こうなると、定価の値段で売れなくなる。
お客様は展示品を嫌がり、在庫がないか尋ねてくる。
廃番になっていなければ、メーカーから取り寄せもできる。
しかし、できない。
そこで、2割から3割ほど価格を下げて、陳列棚に置くことにした。
でも、数ヶ月経ってもいっこうに売れる気配がない。
たぶん、色とデザインが好ましくないだろうと思った。
ある日、半年以上取り寄せたままお客様が引き取りに来ない同じモデルで色違いのヘルメットがあったので、電話で問い合わせた結果、キャンセルとなってしまった。
仕方なく、売り場に並べることにした。
売れそうな色なので、現品限りでも定価で出した。
やはり定価をつけているヘルメットはお客様の目を引き、こっちは定価なのにもう1つは安くなっているではないか、どうして価格が違うのか、これも安くならないのか、と尋ねてくる。
安くしているほうは売れないから安くしていると説明しても納得してもらえず、結局、別のヘルメットを選んでいく。
さて、ここでどうしたらいい?
同じように価格を下げて売るべきか。
売れないから価格を下げるは、常套手段である。
わざと逆をやってみた。
価格を下げていたヘルメットを元の定価に戻したのだ。
ついでに手書きで「廃番のため陳列品限りです」とメッセージカードを置いておいた。
そうしたら、不思議なことに1ヶ月もしないうちに2つとも売れてしまった。


商売って、よくわからないものだ。


仕事を熱心にやりすぎると、テンションがあがって体内時計が狂ってくる。

そして、眠れなくなる。

いけない、いけない。

もっと不真面目にならなければ。(笑)