▼某月某日
房総半島に行くと、必ず立ち寄りたいところがある。
半島の最南端、野島崎。
どうもバイクに乗っていると、走りに走って、もうこれ以上走れない先っぽに向う習性が現れてくるようである。
あー、もうこれ以上行かれないのかという満足感に浸りたいのかもしれない。
実際には、半島をぐるりと周っているわけだから、線の終わりでもなく、通過点に過ぎない。
それでも最XXX端という言葉に魅せられて立ち寄りたくなる。
バイクを停めるたびに長話をするのんびりツーリングなので、だいぶ太陽が西に傾いてきている。
せっかくだから夕日を眺めながらバイクを走らせるか、景色のいい場所で沈む夕日を眺めるのもいいなぁと思いながらバイクを走らせた。
途中でローズマリーの花が咲き乱れていた道の駅「ローズマリー公園」を通過した。
花が好きそうなA子ちゃんは寄りたいんじゃないかなぁと思いつつ、ゆっくり散歩するのもいいなぁと思いつつ、夕日が見たくて素通りした。
でも、別の道の駅でまったり話し込んでしまい、だいぶ薄暗くなってきてしまった。
(ローズマリー公園に寄ればよかったとです。反省・・・マイナスポイント80点かも。)
夕日に間に合うかな?やばい、やばいと内心で思いながらも表情に出さずに野島崎を目指した。
いつも多くの観光客でにぎわう野島崎もひっそりとしている。
ちょうど夕日が沈むところではあるけれど、ものすごい強風でロマンチックなムードはまるでなし。
水平線に雲があり、太陽はにじむように消えていく。
やっと折り返し地点。
そして、ツーリングの終わりが近づいてくる。