海を目指して(鵜原理想郷) | 旅ノカケラ

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@そして、人生は旅のようなもの。
@今日もボクは迷子になる。

▼某月某日
知られているようで、知られていない。
観光客がたくさん来そうで、来ない。
それでいて、風光明媚な景色がいいところ。

 

ずばり、穴場に行ってきました。

 

我々、へたれ探検隊(隊長A子ちゃん、隊員P)が「展望台」と書かれた看板を手がかりにバイクを走らせると、小さな入り江に到達した。
展望台は、どこじゃ?
あたりを見渡しても展望台への道が見つからない。
唯一ある道は旅館「鵜原館」へと続いている。
意を決して(?)隊長が片手に美味そうなかつを一匹ぶら下げて歩いていた地元漁師のおっちゃんへ聞

き込み調査を開始した。
千葉の漁師言葉が混じって、傍らで聞いていた私にはチンプンカンプン。


どうやら、素彫りのトンネルを抜けると海岸に出て、そこから上に登れるらしい。

『鵜原館の敷地に入らないと行けないんでしょ。勝手に入っていいんですか?』
一度「鵜原館」に泊まったことがある隊長が聞いた。


『なんも、うちらこの辺に家なんかねぇもん。そこ通って、家さ向こうにあるもん』
かなり大きな身振り手振りでおっちゃんが言った。(方言が間違っていると思われる)

 

じゃあ、行ってみようかと素彫りのトンネルに向ってみると、小さな小さな洞窟のようなトンネルがあった。

 

 

背の低い私もぶつかりそうなほど天井が低い。
中に入ると真っ暗。
美人隊長とふたりっきりなんて、ドキドキするなーと思っていたらド、ド、ドっとエンジンの音がしてきた。
振り返ると、さっきのおっちゃん。
カブに跨ってトンネルの中を走ってきたのだ。
こんな低い天井にぶつからずによく走ってこれるもんだと唖然と眺めていてもおっちゃんは普通な顔を

して通り過ぎていってしまった。

 

トンネルを抜けと、綺麗な砂浜が広がる海岸に出た。
車が通れるほどのしっかりした舗装路があり、道の外れには小さな漁港が見える。
なんだバイクでここまで来れたんだと思いつつ、展望台へ続く道を探す。
それが、見つからない。
ここだと思った道の先には「鵜原館」の別館が建っており、洞窟風呂の入り口で閉ざされていた。
んー、「鵜原館」が観光地の展望台まで行く道を塞いでいる。
展望台は個人所有の土地なのか?
結局、トンネルを戻り、「鵜原館」の敷地を横切って行くことにした。

 

バイクを「鵜原館」入口の駐車場に停めた。
傍らに小さな石の柱があり「1周2300米」と書かれている。
そして大きな案内図が立っている。
それを眺めると、「鵜原館」の脇を抜けて3つの展望台を巡り海岸に出て、さきほどのトンネルを抜けて戻ってくることになる。
駐車場からすぐ上り坂になるのだが、手書きの看板が立っていて、「この先、車両の駐車は宿泊者に限る 鵜原館」みたいなことが書かれていた。
真面目な人が読んだら、ここから先は宿泊者じゃないから行かれないのかと戻ってしまうかもしれない。
逆にへそ曲がりな人が読んだら、車じゃなくて歩きだから通っちゃうもんねと行ってしまうかもしれない。
我々は、ここしかないと突き進む。(へそ曲がりなんだろうか?)

 

3つの展望台とも景色がよく、それぞれに東屋があって、ひと汗かくたび東屋でまったりした。

 

 

 

ほとんど観光客が訪れないから、ひとりで物思いにふけるのもよし、カップルで愛を語るもよし、家族でお弁当を広げるのもよし。
房総に行ったら、みなさんも寄ってみてください。