1980年代の事件
◎一人ではできない!
ひとりでできるもん!
1991年~2006年まで
15年間に渡って放送された番組。
子供向けの料理を中心とした教養番組だ。
この番組では小さな子供(水沢舞)が、
「一人でできる」
ことになっているが、
実際には一人では何もできない。
事実、料理に詳しいクッキングが、
舞ちゃんに教えてくれて、
そして料理を作る。
つまり舞ちゃん一人では
何もできないのだ!
しかし舞ちゃんを責めているのではない。
舞ちゃんだけではなく、
大人でも一人ではできないのだ!
例えば世界的な大企業を作った
本田宗一郎!
彼は技術屋であったのだが、
会社の経営は藤沢武夫に全て任せていた。
本田自身は会社のハンコを持たず、
全てを藤沢が仕切っていた。
本田自身が後年
「藤沢がいなければ、
会社は潰れていた」
というほどだった。
つまり本田宗一郎は、
一人じゃ何もできないのだ。
例えば世界のホームラン王
王貞治!
彼のプロ初年度の成績は
打率1割6分1厘 ホームラン7本
三振は72という数字だった。
当時の王は
「王は王でも三振王」
と言われるほどだった。
のちにはホームラン王と呼ばれる王が、
三振王と呼ばれていた。
その彼を変えたのが
荒川博コーチとの出会いだった。
荒川コーチの指導の下、
一本足打法を生んだ。
そしてホームランの世界記録を作った。
世界的な名声を博した王貞治でも
一人では何もできない。
このように何かを成し遂げるには
一人の力ではできない。
その他多くの人の協力があってこそ、
より良い仕事ができるのだ。
その協力してくれる大勢の人の中で、
何よりも多くの貢献をしているのが…
奥さんだ!
「良妻」などという言葉があるが、
良き奥さんは旦那を成功に導く。
例えば…この男!
何の取り柄もない男だっただけではなく、
それどころか仲間を裏切りまくっていた。
元々織田信長と敵対した武将の家臣だったが、
織田信長の家臣の豊臣秀吉の家臣となり、
その秀吉の甥で豊臣秀次の家老待遇だったが、
秀次が秀吉から切腹を命じられると、
その大恩ある秀次を取り調べる側に回り、
秀吉死後には徳川家康側につき、
豊臣家を守ろうとした石田方を裏切り、
そして土佐20万石の大名にまで出世した。
何の取り柄もないくせに、
裏切りまくった彼が出世したのは
奥さんのお陰だった。
この奥さんは内助の功の見本とも言われる方で、
ドラマの主人公にもなっている。
素晴らしい!
旦那がボンクラの裏切り者でも、
奥さんがしっかりしていれば出世できる。
実に羨ましい!
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一豊 妻だよ
一豊 全て妻のお陰だ
一豊 俺、何もできねーし。
一豊 元々織田の家臣だったんだよね。
一豊 織田って言っても
一豊 信長じゃないから。
一豊 当時は岩倉織田と清州織田があって
一豊 信長は清州織田の方。
一豊 それも清州織田の家臣で、
一豊 清州織田の三家老がいて、
一豊 そのうちの一つが織田信長の祖先
一豊 そしてこっちは岩倉織田氏の側で
一豊 親父は家老をやっていた。
一豊 当然、織田信長とは敵側だ。
一豊 しかし岩倉織田氏は信長に滅ぼされ、
一豊 俺は浪人。
一豊 そこで背に腹は代えられず、
一豊 信長の家臣の木下藤吉郎の家臣に。
一豊 つまりのちの豊臣秀吉ね。
一豊 その後、秀吉の甥(秀次)にくっついて
一豊 それなりに出世したんだ。
一豊 しかしその甥が切腹を命じられて、
一豊 巻き込まれたくないから
一豊 その取り調べをやったんだよね。
一豊 一応主君だった人の
一豊 取り調べをやった。
一豊 気分は良くないけど、仕方がない。
一豊 それで結局、切腹!
一豊 そして秀吉が死んだあと、
一豊 次は誰がイイかと思ったら
一豊 徳川家康だったんだよね。
一豊 それで豊臣を裏切って、
一豊 家康に肩入れした。
一豊 その功が成って、
一豊 土佐20万石の大大名に
一豊 成り上がった!
一豊 成り上がりといえば秀吉だが、
一豊 俺もなかなかだと思うよ。
一豊 まあほとんどが裏切りだけど
一豊 戦国時代だからね。
一豊 でもこれも含めて全て…
一豊 俺の才覚だ!
一豊 まいったか?
千代 違うだろ(怒)
一豊 ・・・・・・・・・・・・!
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そう…一豊は全くの役立たずの裏切り者で、
彼が出世できたのは奥さんのお陰だ。
ならその奥さんに少しでも報いるべきだ。
◎奥さんへ報いる方法!
これは戦国武将だけではない。
現代においても出世する男には
素晴らしい奥さんがいる。
いわば内助の功!
これ無くしては出世は覚束ない。
特に議員になるには
妻の助力は無くてはならない。
今回の補欠選挙でも
山口4区では故・安倍元首相の奥さんが、
一生懸命に公認候補への投票を呼び掛けた。
このように、特に政治家では…
奥さんの功績とは非常に高い。
ならば…奥さんに報いるべきではないか?
これは日本の歴史と伝統を鑑みるに、
非常に理に叶った考えだ!
そして実際にそう考えた人たちがいた。
1983年9月22日の新聞に以下の記事が載った。
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議員の妻を温泉招待
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記事によるとこういうことだ。
石川県河北郡内灘町の町議会で、
議員の妻の内助の功に報いようと、
議員の妻が使う議員研修費の名目で、
50万円の予算が計上されていた。
町のK助役によると、
「議員活動を陰で支える奥様の
内助の功に報いたい」としていた。
議員研修費といいながら、
実際には温泉旅行だったようだ。
一部の議員の要望に
町側が応じていたという。
町議会では通った予算は
次の議会で減額修正されるという。
うーむ!
これはまさに内助の功への報い。
何がいけないんだろう?
山内一豊の妻のような
立派な内助の功の奥さんを生み出すためにも
温泉旅行ぐらいは認めてやれ。
また町なんかに任せているんではなく、
国主導で予算を付けろ!
それによって議員の妻が益々やる気になり、
議員活動も活発になり、
市民の意見が議会に反映されることになれば、
市民のためになる!
そのためにも減額ではなく、
増額も視野に予算化するべきだ。
国民はきっとそう考えるだろう。
岸田首相がこれをやれば、
支持率爆上がりだ!
ぜひ考えるべきだ。
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岸田 これはいい
岸田 これは重要だ。
岸田 議員といえば、地元活動
岸田 これをやらなければ
岸田 議員にはなれない
岸田 特に東京の奴はイイ。
岸田 国会に出席しつつ、地元活動もできる
岸田 しかし地方の奴らは
岸田 俺のように遠方が地元の奴は
岸田 選挙の時に不利になる。
岸田 地元活動をしたくても
岸田 国会で縛られて、
岸田 土日しか活動できない。
岸田 その点落選中の奴等は
岸田 年中、地元で活動できる。
岸田 それは不利だ。
岸田 そこで重要なのは
岸田 議員の妻だ!
岸田 もちろん秘書も活動するが、
岸田 議員の妻が活動した方が効果的。
岸田 つまり議員の妻とは
岸田 議員以上に、有権者と接している。
岸田 なら議員の妻に報いるべきだ。
岸田 石川県内灘町議会で行えたものが、
岸田 国にできない訳がない。
岸田 「できない」ではない。
岸田 「やらない」だけだ!
岸田 リーダーシップをとれば、
岸田 すぐにできる!
岸田 最近支持率も上がってきて、
岸田 久しぶりに支持率が不支持率を上回る。
岸田 そういう状況だ!
岸田 ならば…一気に…
岸田 この法案を通すべきだ。
岸田 議員妻、温泉招待法を
岸田 今国会で成立させる。
岸田 LGBTQ理解促進法なんて
岸田 やっている場合じゃない!
岸田 すぐやるぞ!
国民 えっ?
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とは全く言ってないし、
多分やらないだろうけど…
やりたい気持ちは
満々だろう。
国家予算で、温泉に行ける訳だから!
岸田…
期待しているぞ!
まあやったら、歴史に残る
支持率下落が見られるだろうが(笑)!