ステロイドの副作用 | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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みなさんこんにちは。

研修医のSatominです。

 

今年度から総合内科に血液

内科と膠原病内科の先生が

加わってくださり、総合内科での

研修がますますパワーアップして

います。

 

今日はそんな血液内科でも膠原

病内科でもよく使われるステロイド

のお話です。

 

ステロイドは強い抗炎症作用を

もつ薬であり自己免疫性疾患や

アレルギー疾患、最近ではCOVID

19感染症など幅広く使用されて

います。剤形も錠剤から注射剤、

塗り薬まで数多く展開されています。

 

様々な診療科で使う機会が多く、

私たち医療職にとっては身近な

薬ですが副作用も多いため投与

には注意が必要です。主な副作用

を下記に挙げていきます。

 

・高血糖

肝臓からの糖の放出を亢進させ

インスリン抵抗性を高めるため

高血糖をきたします。特に食後の

血糖値が上昇しやすくなります。

 

対応としてはインスリン療法が基本

ですが、もともと2型糖尿病を患って

いる方は経口血糖降下薬を用いる

場合もあります。

 

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