全身のパラメータ、局所のパラメータ・・・経過観察の2つの軸 | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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肺炎の患者さんに抗菌薬を開始した

けど、一向に熱が下がらない、WBCや

CRPはいったん低下したものの、そこ

から下がっていかない・・・。そろそろ

抗菌剤を代えた方がいいか?なんて

不安になることがありますよね。

 

あなたはそんな時はどうしますか?

 

こんな時はまず、抗菌剤を変更する

前に感染症治療が上手くいっている

かの判断をする必要があります。

 

では、あなたは何を根拠に治療が

上手くいっているかを判断していま

すか?

 

たいていの人は、発熱が続いて

いるとか、WBCやCRPが下がら

ない、と答えてくれます。

 

ホントにそうなのでしょうか??

 

WBCやCRP、PCTといった採血の

項目は、確かに分かりやすく有用

な指標ですが、その特徴と限界を

理解しておく必要があります。

 

松永先生は「2つのパラメータ」

よく理解する必要性を強調しています。

 

それは、「身体全体の総体を表す

パラメータ(全身のパラメータ」

「感染局所の病態を表すパラメータ

(局所のパラメータ)」です。

 

「全身のパラメータ」とは・・・・、

 

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