水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

糖尿病は全く無症状の期間が

非常に長いので、症状が出現

した時はすでに手遅れ・・・・、

という怖い病気です。

 

網膜症などの合併症だけで

なく、心血管イベントも多い

し、感染症も重症化しやすい。

いろいろとマネジメントも

多岐にわたり、大変なことが

多いので、苦手な人も多いよう

です。

 

でも、どの診療科に行っても

糖尿病の患者さんに関わらない

ことはありません。

 

もちろん、あなたの担当患者

さんの中にも糖尿病の人がいる

はずです。でも、糖尿病は耐糖

能異常と呼ばれるような状態

から、網膜症や腎症などの糖尿

病性合併症を来した状態まで非常

に幅広い病態を含んでいます。

当然ながら対応すべきことが

変わってきます。

 

では、糖尿病の対応をどうすべ

きか判断する時、糖尿病を持って

いる患者さんを問診する時、

または指導医の前でプレゼンする

時は、どんなポイントを押さえれ

ばよいでしょう?

 

今すぐ続きを読む 

ベッドサイドでCV挿入

(それを見守る上級医と指導医)

前回は、あなたが新しく入って

くる後輩に教える時に使える

PNPフィードバックを紹介しま

した。今回も、後輩に教える時

に使えるツールをもう一つ紹介

します。

 

今回は「1分間指導法(One

-Mminute Preseptor)」です。

 

「1分間指導法(One-Mminute 

Preseptor)」とは、

 

①考えを聴く

 (Get a commitment)

②根拠を確認する

 (Probe for supporting evidence)

③原則を教える

 (Teach "One" general rule)

④良い点を認める

 (Reinforce what was done right)

⑤改善を図る

 (Correct errors)

⑥更なる学習を勧める

 (Facilitate more learning)

 

というもので、いつでも、どこ

でも、手軽に行えます。

 

例えば、ERでウォークインの

喘息患者さんを後輩研修医が

診察した後を想定してみると・・・

 

今すぐ続きを読む


 

J1のあなたはもうすぐ先輩

研修医になります。

 

1年前の自分を思い出して

みると、とにかく学生と違って、

全てがやったことないことばかり。

バレなかっただけで、人に言え

ない失敗もたくさんやったはず

です(笑)。

 

そして、もうすぐ新しく仲間に

なってくれる新J1の後輩たちも

状況は全く同じです。

 

そんな後輩たちにあなたが教え

る番になります。とは言え、

どうやって教えたら良いのか

わからないというのが正直な

ところでしょう。

 

今回はそんな時に役立つスキルの

一つであるPNPフィードバック

紹介します。

 

PNPとはPositive-Negative-Posi

tiveのことで、サンドイッチ法と

呼ばれることもあります。

 

分かりやすく言うと、最初に良い

点をほめて、次に修正点を指摘し

て、最後にほめて締めるという

フィードバック手法です。

 

最初から悪い点を指摘してしまうと、

相手は心を閉ざしてフィードバック

がうまく伝わらなくなってしまい

ますが、最初に良い点を挙げる

ことで相手が話を聞く姿勢になり、

フィードバックが効果的になります。

 

例えば・・・・、

今すぐ続きを読む


グループディスカッションの一コマ

済生会は全国に病院や福祉施設

がたくさんありますが、臨床

研修病院だけでも34病院あります。

 

そんな済生会では年に1回、総裁

である秋篠宮殿下も出席して済生

会学会が開催されており、今年は

滋賀県大津市で開催されました。

 

この済生会学会にあわせて、全国

の済生会病院で初期研修をして

いる1年目の研修医を対象とした

合同セミナーが開催されます。

 

済生会全体となると初期研修医

1年目だけでも約300名という

大規模なものになりますが、

今年も編集長と循環器内科の川原

先生、そして当院J1の全員で参加

してきました。

 

今すぐ続きを読む

 

あなたは、高齢の肺炎患者さんを

担当しています。

 

入院時は低酸素血症も認めて

いましたが、徐々に酸素も減らせて

昨日から終了できました。

 

食事も摂れていて、むせ込みも

ありません。WBCもCRPもだいぶ

改善してきました。

 

明日には抗菌薬も投与終了の予定

で、家族と退院の日程調整も

終えたばかりです。

 

ところが、夕方の申し送りの時間帯に

看護師さんから

「先生、○○さんが、38℃と熱発

していますよ。どうしますか?」

と言われました。

 

なんで、このタイミングなの?

と、がっかりする状況ですが、 

こんな時、あなたはどう対応する

でしょう?考えてみてください。

あなたが、「ホントは明日で

抗菌薬は終了予定だったけど、

そのままもう少し継続しよう」

と考えたのなら、賢明な選択

とは言えません。

 

発熱の原因は、肺炎なのでしょうか?

 

今すぐ続きを読む

 

山中先生のレクチャーでの一コマ

 

茨城県では、県内の臨床研修

病院を集めての合同説明会を

毎年春に開催していますが、

今年度も3月7日に開催する

ことになりました。

 

この合同説明会では、茨城県内

のすべての臨床研修病院が出展

します。

 

研修担当者や研修医が各病院の

ブースであなたを待っています

ので、研修プログラムをはじめ、

あなたの知りたいことや疑問点

に答えてくれます。

 

レジナビなどよりも突っ込んだ

質問もOKですので、ぜひ聞いて

みて下さい。

 

今すぐ続きを読む

 

 

昨年10月に引き続いて、先週

2月6日に山中克郎先生にお越

しいただき、今年度2回目の

レクチャーを開催しました。

 

山中先生は、諏訪中央病院で

診療を続けている総合内科の

大御所の一人で、著書もたく

さんあるのでご存じの方も多

いかもしれません。

 

当院とは2018年からのお付き

合いで、毎回研修医が悩む

ネタを分かりやすく解説して

くれます。そんな山中先生の

レクチャーからのシェアです。

 

今回のレクチャーのテーマは

めまいでした。

 

あなたも、ERでめまいの患者

さんに遭遇したことがあるは

ずですが、末梢性めまいが多

いものの、中には小脳梗塞な

どの脳血管疾患が混ざってい

て、もしかしたら痛い思いを

したことがあったかもしれま

せん。

 

山中先生はめまい患者への

アプローチを以下のように

教えてくれました。

 

今すぐ続きを読む

 

寒い日が続きますが、いかが

お過ごしでしょうか? 

 

今年は特に日本海側で大雪の

影響が出ていますが、水戸で

は雪の影響はほとんどなく、

偕楽園の梅も少しですが咲き

始めています。

 

さて、この時期は春休みも目前

とあって、4年生や5年生のあな

たはいろいろ計画を立てている

ところでしょうか? 

 

特に5年生は、春休みが終わる

とあっという間にマッチング

面接の時期になってしまいます

から、ぜひ病院見学の予定も

その中に入れてください。

 

マッチングは自分の「研修先」

を決めるものですが、言い方を

変えると「就職先」を決める

ことです。ですから、時間や

予算の制約があるかもしれま

せんが、それなりの時間と労力

を費やすことは必要だと思います。

 

このブログでは何度も紹介して

いるネタではありますが、病院

見学のポイントを紹介します。

 

今すぐ続きを読む

 

いよいよ医師国家試験も目前

となりましたが、いかがお過

ごしでしょうか?

 

今まで何度も何度も試験を乗

り越えてきたはずですが、や

はり試験前は不安や焦りを感

じてしまうものです。それが

国試となればなおさらです。

 

でも、国試は医師になるための

通過点ですから、医学部を目指

した時の気持ちをもう一度思い

出して、そしてこれまでコツコ

ツと続けてきた勉強量を信じて、

さらに4月から患者さんの前に

立っている自分をイメージして、

自信をもって臨んでほしいと思

います。

 

今すぐ続きを読む

 

 

日曜日の日中にER当番をして

いたら、30歳台の男性が胸痛を

主訴に受診しました。

 

症状は起床後にリビングで座っ

ている時に出現し、前胸部が

圧迫される感じが数分間持続

していました。嘔気や冷や汗

などの随伴症状はなく、水を

飲んだら良くなって、そのあと

は症状の再燃はないけど、初め

てのことでちょっと心配になっ

てERを受診したとのこと。

 

患者さんは特に既往もなく、

冠危険因子は25歳まで喫煙して

いたことのみ。バイタルは問題

なくて、診察時は症状も消失し

ていました。心電図も胸部レン

トゲンも異常なしで、トロポ

ニンも陰性でした。

 

いろいろと話を聞き出すと、

昨夜は飲み会があって、少々

飲みすぎたということを言って

いたので、第一にGERDを考え

ました。

 

鑑別として狭心症も頭によぎり

ましたが、患者さんには「何か

あったら来てください」と言っ

て、PPIを処方し帰宅としました。

 

その翌日、患者さんは再び同じ

症状が出現したとのことで、

救急車で搬送されてきました。

今回は心電図で広範囲にST低下を

認めており、不安定狭心症の診断

で心カテになりました。その結果、

左冠動脈前下行枝起始部の高度

狭窄を認め、PCIを施行して事

なきを得ました。

 

今すぐ続きを読む

 

慌ただしいERの一コマ