NHK歴史秘話ヒストリアで、令和3年1月13日は、「1000年愛され続けた天神様 菅原道真」でした。道真に関連する場所を徹底的に調べた内容で、力作の内容でした。いつもNHKさんの報道を楽しませてもらっています。ただ一面的な視点で分かりやすく報道しているので、関連情報を補って考察したい思いました。今年は丑年、牛(うし)の年なので、菅原道真も愛した牛に関連して、天神信仰そのものを簡単に考察してみたい。
菅原道真[845-903]が亡くなった後、京都で不吉なことがあり、道真の霊を弔うために、北野の天神社が947年に創建された。立てたのは神職や僧侶であっったことが北野天満宮のHPから分かった。祟りを恐れた藤原氏によって社殿が立派に造営され、一条天皇から「北野天満天神」の信号を与えた。
北野の地はもともと「三辰信仰」の聖地で京都御所を守る乾の方向の地にあった。ここに「天神信仰」の発生の由来があり、「三辰信仰」(星や太陽、月を信仰する習俗)と、学問の神の信仰が折衷したシンクレティズムが生まれたらしい。
だが、天神の神号は、北野が先ではなく、むしろ道真のお墓に建てられた、大宰府天満宮(福岡県太宰府市)が先である。すなわち919 年に勅命によって立派な社殿が作られ、その後「天満大自在天神」の神号が朝廷から送られたという。おそらく、天神という名称が福岡のほうが先に、送られたかも知れない。
現在、両宮とも天神・天満宮の総本社・総本宮は、自宮だと主張されているが、どちらもそれなりに由緒も歴史も古く、甲乙つけがたい総本社だろう。正式には以下のようにお互いに自称している(2021年、1月18日のURLによれば)。
「北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。」(京都)
「大宰府天満宮とは 天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称えられ、」(福岡)
ここでいう総本社・総本宮とは、本家・本元、元祖を意味して、そこから全国への勧請されて、各地の天神社の元になった神社という意味である。 例えば、宇佐神宮(八幡社の総本宮)、鹿島神宮、香取神宮、住吉大社、伏見稲荷大社、厳島神社などが総本社として有名である。
おそらく、勧請された本宮としては北野が地理的に圧倒的に多いのだろう。九州方面では大宰府天満宮が多いかもしれない。これはだれか神道学者の研究に期待したい。すでにその比較研究が神道学会などであるかもしれない。
ただWIKIによれば、2つの総本社として確立されているようだ。
ついでに私の考える日本3大天神として、「湯島天神」を加えたい。3つ目は、歴史的にも「三大天神」として各地にあるようだが(WIKIの「日本三大天神」)、関東方面で暮らす私には、「湯島天神」がもっとも著名である。これは江戸が日本の中心となり、幕府からも厚く尊崇されたのが湯島天神であり、近くの湯島聖堂が学問所としての地位を確立したことにも関係する。神田明神や東京大学からも至近の神社である。
正月には地下鉄の千代田線湯島駅から、神社まで大行列のできる神社です。参詣するのに、3時間、4時間待ちの大行列です。今年は、湯島天神の鉛筆を持参できた受験生は圧倒的に減りましたが・・・。おそらくコロナの影響で。
こちらの湯島天神が天神の由来について客観的に書かれている。以下参照。
牛と天神との関係について、以下のアメーバブログで人気No.1の白川葵さんは以下のように述べています。





