オロロンライン | ときには真珠のように

ときには真珠のように

思考は光速を越える

実はすっかり忘れていたのだが、走ってみたい道のひとつにオロロンラインがあった。オロロンラインという道を知ったのはもう10年以上も前のことだった。バイクのツーリング雑誌に載っていたその風景は標識もガードレールも電柱もない直線道路が緑の中を果てしなく伸びていた。そんな非日常的な風景を見てみたくなった。宗谷岬まで内陸部の国道40号を通っていく予定だったが、急遽ルートを変更し、国道232号から北海道道106号――すなわちオロロンラインを通るルートに変更した。あの雑誌に載っていた美しい景色が見られるだろうか?

名寄から国道40号で士別に戻り、239号を通って日本海にでて232号に乗る。苫前からオロロンラインを走った。あいにく天気が悪くてくっきりとした青空が見えない。お昼頃になってようやく雲の隙間から太陽が見えるようになり、緑の中に伸びる果てしない直線道路――が現れた。これだ!ぼくは窓を開けて日本海からふく爽やかな風を感じながらオロロンラインを北へ走った。
おろろん2

おろろん1

国道232号から北海道道106号に入るつもりだったが、いつの間にか国道40号を走っていた。カーナビが目的地を宗谷岬にしてあったため、距離が短くなる内陸部のルートを案内していた。うっかりしていた。オロロンラインから外れてしまっていた。。ぼくはとにかく左折して日本海沿岸に戻ろうとした。おそらく道道444号だと思う。サロベツ原野の中を走っているとサロベツ湿原センターという案内図が見えて、ぼくはそこで休憩することにした。
サロベツ1

サロベツ湿原センターではサロベツ湿原の歴史や自然、人文についての情報が展示されていた。そして約1kmの木道で湿原の中に入ることができた。木道を歩いてサロベツの自然を肌で感じると少し頭の中がすっきりとして、記憶の底にあった草木の臭いや形がじわじわと頭から鼻と目のほうにあふれ出てくるような気がした。ぼくは昔いつもこんな草木の中にいたのだ。大人になってすっかりと忘れてしまった。
サロベツ2
サロベツ3

サロベツ湿原センターを後にして、湿原の中を走って、日本海を目指した。途中大きな牧場があって牛がたくさんいた。ぼくはBMWを止めてしばらく牛を見たり、青い空を眺めたりした。そしてまた日本海を目指して走って、やっとオロロンラインに復帰した。
おろろん3
さろべつ4
日本海オロロンライン/EZO RECORDS Inc.

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