無いものは何とかするのだ・・・
サクションピストンには、ジェットニードルとストップピンが付いています。
こちらは、今回使わない「38φキャブ」のサクションピストンですが、真ん中から突き出ているのが前者で、左のつぶれている丸いものが後者です。
前者は取付部が凹んでいるので、ピストン下部と面一になるようにややでぱった状態で取り付けられています。
後者は、ピストンがボディにガツンと当たってしまわないためと、若干の隙間を作ることでアイドリング空気量を確保するためについていると小生は理解しています。材質は樹脂製です。
ところが今回再生しているピストンにはストップピンが付いていませんでした。
消耗品なので交換が前提なのですが、スペア部品は持っていません。英国SUのものが使えるそうですが、入手するのも面倒ですので、手製で用意しようと思います。
色々と検討した結果、竹を使うことにしました。金属に対し攻撃性は弱く、適宜調整できますし、減ったら交換も容易です。
そのようなことから、いつか食べたアメリカンドッグの竹串が丁度あったので、これを使います。
なんということでしょう! 直径もズバリ丁度良いのです!
穴の深さが「5mm」でしたので、仮に「6mm」の長さで切り出しました。
これをプラハンで打ち込みました。
良い感じです。
あとは、必要に応じ適宜高さ調整をやすりで行えばよいのです。
ボディ側の当たりはこうなっていました。
次に、サクションピストンのドロップテストをします。
サクションチャンバーにセットした状態での上下の動きに問題はないかを確認するテストです。
まず、ピストンの空気穴をテープでふさぎます。
サクションチャンバーにスプリングと共にピストンをセットします。
この時の負圧がかかる状態で上下の作動を確認します。
通常は押し込んで、落ちてくるピストンの速度や引っ掛かりがないかを確認します。
今回は、直置きしサクションチャンバーを持ち上げて落として確認するという方法を行ってみました。
空中でやると落としてしまうリスクがあるので・・・
下の写真では左だけ持ち上げていますが、実際には左右同時に持ち上げて放すということを数度繰り返して、テストしました。
両方ともスコスコと気持ちよく同時に落ちてきてくれました。
当初の汚れた状態のテストでは、引っ掛かりがあり速度もバラバラでしたので、洗浄の効果は発揮され、きれいに保つことが大事であると再認識できました。定期的にサクションチャンバーとピストンはメンテするのは重要です。
続いて、ジェットニードルを取付けます。
整備要領書にも定規を使って高さを合わせる旨が書かれています。
ジェットニードルの高さを合わせて手前に見えるマイナスねじを締めこんで留めます。
正確な定位置に固定できました。
今回セットしたジェットニードルは、キットに付属の「N-54」にしました。
全体に太く長いので、燃料を抑え気味に供給するタイプのようです。
車検用にはこちらが良いのではないかと選択しました。
もう一つ購入した「N-57」は全体として細目ですので、リッチ傾向の燃料供給をする設計です。
力強い走りができそうです。
今回はここまでです。
次回は、ノズルスリーブの取付です。一番重要な工程です。










