インマニの下ごしらえ ② 各部の修整加工 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

中古品は一長一短ありますね~

 

今回の計画では、オリジナルの38φのSUキャブから、SRLに設定されていた46φのSUキャブに換装します。

そのため、インマニのポート研磨等を行います。

 

まずは、フランジ面を青マジックで塗りつぶします。

(リンケージ類は仮合わせをしていたもので、ポートの加工時には取り外します。)

 

 

ガスケットのサイズを基準とするため、定規として使いケガキます。

 

 

作業内容は飛ばしますが、リューターでポート研磨を行い、ガスケット内径と同じにポートが広がりました。

同時に内部をなだらかな形状に研磨します。

 

 

キャブ側も、インシュレータを定規として同様に行い拡大研磨を行いました。

 

 

続いて、このインマニはいくつかのネジ山がつぶれていてそのままでは使うことができないため、「リコイル」加工を施します。

中古品ゆえに、インチねじに無理やりメートルネジをねじ込んであったりしているので状態が荒れてしまっていました。

今回は、メートルねじで統一することにしました。

 

リコイルセットです。

 

 

まず、つぶれたネジ山を付属のドリルで拡大します。

 

 

次に、付属のタップを通します。

 

 

そのネジ山に、リコイルを巻き込んでいきます。

 

 

最後に、巻き込みに使用した末端部を、上からたたいて折り取ります。

 

 

リコイルで、きれいなネジ山が再生されました。これで安心。

 

 

こちらのネジ山は、冷却水路に貫通しているので、漏れがないように液体パッキンを塗ってイモねじを入れて封鎖しました。

 

 

作業は次回に続きます。