サーモメーターユニット(サーマルトランスミッターまたは水温ゲージセンサー) 取付の顛末 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

あるはずのものがない!

 

どこにあるのか? 母を訪ねて三千里。

 

探し物はちょっと置いておいて、オリジナル形態のサーマルトランスミッターの新品を入手したので、取り付けようとよく見ると、

ちょっとおかしい。

 

 

右がSR用として売られていたものであるが、ベークライトの色が「黒色」なのです。

元々SPについていたものは「茶色」です。

SPも1500(SP310)までは、ラジエーター圧力が0.3kg/㎠で、「黒色」が指定品。

1600(SP311)、2000(SR311)は圧力が0.9kg/㎠で、「茶色」が指定品となっている。

 

 

つまり、買ったものはこのクルマには使えません。

売っていた方はこのような知識がなかったのでしょう。

抵抗値も、もちろん違っていました。

 

したがって、新品は温存し旧来のものを継続使用することになりました。

 

以前にも、サーモメータユニットの記事は書いていますので、補足的な内容でしょうか。

クリックでリンクします。

 

そして、問題の探し物です。

それは、接続するための配線が見当たらないということなのです。

 

エンジンルームの配線は、入手していた日産の純正新品を使って従来の旧い配線と置き換えました。

なので、すっかり安心していたのですが、サーマルトランスミッターにつながる配線が見当たらないのです。

 

配線図を見ると、「YW」つまり黄色に白線入りのものが該当します。

 

どこにあるのかわからないので、仕方なく被覆を剝いて調べると、ありました。

 

 

全部剝いて辿っていくと、オルタネーター付近に伸びている一本の黒いチューブを纏った線につながっていました。

 

 

なんでこんなとこに?

 

そうなんです。

実はこのエンジン配線は、SRのU20型エンジン用で、サーマルトランスミッターはエンジン右側についているからだったのです。

そんなことはすっかりと忘れていたため、というより、共通部品であると勝手な思い込みから今回の騒動になってしまいました。

SPのR型エンジンには、サーマルトランスミッターは左側につきますので、そこにはそんな線はあるわけないのです。

 

ただ、線が長いのが幸いし、本来の位置に配線するために長さを短くすることで対処できます。

そして端子を取り付け、被覆も新たに巻き直せばよいのです。

 

今回は、黒だったものを、当時の純正品のように「灰色」の被覆テープで巻きなおしてみました。

 

 

なんちゃってかもしれませんが、小さな自己満足です。

 

 

 

そんなことを繰り返しながらも、牛歩で進んでいます。