ホンモノを知ることは基本ですよね?
回数は重ねども一向に進まぬシート再生、都度気になるのは本来はどうなっていたのか?という疑問なのです。
再生作業(レストア)は元々は本来の姿に戻すことで、工場出荷の純正の状態が最高の到達点なのだと思っています。
ただ、小生の場合は、それを基に少々アレンジするというスタイルなので正統派のレストアラーからすれば亜流な存在なんだと思いますがそこは「性分なので仕方のないことなのだと」思っております。そして「ホンモノ」を知ることで成り立つものではないかと思っています。
前回、「新しく入手したぬいぐるみ」と、このシートに張ってあった以前張り替えられたぬいぐるみとを比べてみてその際に、「どっちが正しいのか?」という問題に引っかかってしまいました。
その一番の疑問点はこの部分です。
中央部に縫い付けられているものが、裏腹なのです。
しかも、切り欠き部分のサイズも違っています。
その疑惑を解消すべく「未再生の純正シート」を検証するため友人のところに行ってきました。
友人のSP311は300番台ですし、初代オーナーが納屋で放置ししていた個体なのでほぼ新車時パーツで構成されていたものなので痛みは酷くても純正検証には間違いないものだったのです。ただ、当の本体は再生作業がされておりますので当時ものではありませんが、シートだけは再生せずに保管されていたのです。
それがこちらです。
もちろん、再度実用として使うとしたならば、小生のものと同様にアンコから作らなければ復帰はできないような状態です。
しかし、当時の仕様を検証するには未再生品は大事な資料となります。
シートバックを倒すと、例の部分の状態がわかります。
あのものは見当たりませんので、黒のぬいぐるみの方が純正に準じた構造のようです。
ただ、細部は違っていたり、末端の処理方法もわかりましたのでそのあたりも「ホンモノ」を確認してみて安堵できたところです。
裏側から見ても、やはり少々の違いを確認することができましたので、再生時の参考にしていきます。
ここで一番大事なのは、大きく「コ」の字型に張っている太めの針金の存在です。
こちらも、再生を進める中で解説していきますので、お楽しみにしてください。
シートバックについている通気口の形状はこんな感じです。
黒のぬいぐるみには省略されてついていませんでしたし、新しい赤のものとも違ったものでした。
これが純正の正しい形状です。
中々進みませんが、まだまだ道のりはありそうですが、今日も一歩進むことができました。




