あら!やっぱりついてたのね!
淑女の未再生原型車などほとんど見かけません。
修理や塗装の分解後に再度の組付けがされていない個体ばかりで、パーツカタログにも載っていない不明部品でしたが、やっぱりついているのが正解のようでした。
それは、ドアのウェザストリップの固定に使う「リベット(割りピン)」です。
純正部品なんて出るわけないですから、部品番号より形態を見出して、”同等品”を入手してきました。
その解説は最後にいたします。
こちらが、購入したリベットです。
近所のホームセンター(カインズホーム)で購入しました。
ワッシャーは持っていたものです。
さて、なぜ付いているのが正解だったのかって話ですが、その痕跡を淑女のボディで発見したからです。
この矢印に示した部分に小さな窪みがありました。
丁度リベットが付く位置です。
2.5mmのドリルを手で当ててみると、すぐさま入っていきました。元々穴はあったようです。
ウェザストリップにも丁度よい位置に穴を開けます。
リベットとワッシャーを通して、足を折り曲げて留めるだけで固定完了です。
バッチリ決まりましたね! よい感じ!よい感じ!
周りの部品も取り付けると隠れてしまいますが、これでよいのです。
さて、もう一ヶ所の痕跡もあったのです。
長年、なんでこんなところに穴が開いているのだろうと思っていました。
矢印で示す”ウィンドウシールドの上端部分”です。
ドアのウェザストリップの先端に当たる部分ですから間違いないでしょう。
この部分の組みつけは、ダッシュボードを取り付けてから出ないと作業できないのでそのうちとなりますね。
というわけで、どうやら、我が65年式の淑女にもパーツカタログには未記載の謎のリベットは実装されていた!ということになりそうです。
となると、62年式からついていた可能性は高くなりますね!
まずは、ボディチェックで穴の有無の確認を! といったところです。
さて、パーツカタログで部品の確認です。
こちらは68年以降の「ハイウインドウ車」のものです。
ここには、65年版のパーツカタログには記載のなかった今回のリベットや前回のファスナーが確認できます。
また、ピラートップのキャップもキー番号が付いて載っています。
前回載せた65年版の抜粋です。
68年版と名称が違っていますが機能上の同等部品です。
そして、前回の記事は修正済みですが、キャップは右と左で違った仕様だったみたいですが、
68年版では左右同一部品となったようです。
参考のために、左右違いの現物を見る機会が現れることを願っています。
では、冒頭でお話した部品番号から形態を割り出したという話ですが、こういうわけです。
上記のパーツカタログの15,19,20はその番号から形態がわかる仕組みが与えられています。
「15」は、「5-33610-2」という部品番号です。
最初の”5”がタッピング、”3”が丸皿を表しています。続く”36”は6mmまたは#6サイズ、”10”はそのまま10mm(3/8インチ)長、最後の”2”はクロームメッキですので、
クロームメッキされた丸皿タッピングねじの#6長さ10mmとなります。(#6は、No.6のインチねじのことです)
「19」は、「6-80312-5」という部品番号です。
”6”がリベット、”8”が半丸の割りリベット、”03”が3mmまたは#3サイズ、”12”は12mm長、”5”は黄銅(真鍮)製となりますので、
黄銅製の#3,12mm長の割りリベットとなります。(#3は、No.3のインチねじのことです)
「20」は、「9-15408-1」という部品番号です。
”9-15”が座金(ワッシャー)、”4”が標準平型(プレーン)、”08”が直径8mm、”1”が亜鉛メッキとなりますので、
亜鉛メッキ(ユニクロ)の直径8mmのプレーンワッシャーとなります。
パーツカタログには、この解説が書かれていますので知っておくと便利です。
因みに、上記は「インチサイズ」を基本とした規定によるものですが、やや変則はあるものの上記番号に”8”を付けた「メートルサイズ」の規定として次世代に変更されています。
概ね510ブルーバード辺りの「メートルサイズ」統一車両より実施されています。
例えば、「89-15436-1」のような表記になります。
その後、先頭に”0”をつけての”10桁”表記によって、部品番号の統一表記として変更となっていますが、更にその後に複雑怪奇になってしまうようです。
一応、パーツカタログの部品番号から、その形態を紐解くきっかけにはなったのではないでしょうか。
自分の中での”謎の部品”も調べてみれば意外と標準仕様の部品だったりするかも知れませんね。









