カウルベンチレーターの再生 ① フラップの再生 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

つめを伸ばして・・・・

 

といっても金儲けで欲をかいたわけじゃないのです。

ダッシュボードをバラしたので、アレもコレもと不具合を見つけて作業枠を拡大してしまっているというわけなのです。

 

以前の再生時にカウルベンチレーターもひと通りの再生はしていたのですが、やはり経年劣化でフラップのゴムにはひびが入ってしまい芳しい状態ではありませんでした。また、構造も原型に似せたつもりでしたが、今見るとちょっと違うかな~と感じるところもあったので、再作成することとしました。

 

ところが、原型ってどんなだったのだろう?

と、思い出そうとしましたが、全く思い出せません。

記録写真も撮っていません。恐らくボロボロだったのですぐさま作業に取り掛かりそのような撮影はしなかったのです。当時はフィルムカメラでしたので、壊れたものの記録はオミットしてしまいがちでしたから。

 

取り外したフラップはコレです。

 

一見何も問題はなさそうです。

古いゴムをはがして、表面を磨いたところ、

メッキの状態も、当時再メッキしたときの状態をほぼ保っています。当時のアバタはしかたないのですが、

これは、防錆としてノックスドールを散布したことのよって保たれたものだと思われます。

 

ところで、フラップの原型はどのようになってたのでしょう。

拾い画像ですが、構造のわかるものを見つけましたので揚げてみます。

 

コレを見て観察する限りでは、金属フラップの基盤が、ゴムのフラップの溝に挟み込まれて固定される構造のようです。

もちろん、純正部品の新品も、リプロ品もありませんので、作成するほか手立てがありません。

 

そこで、このようなものを入手しました。

EPDMスポンジゴムです。(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)

自動車ではウェザストリップに用いられる吸水性の少ないゴムです。ただし、耐油性には乏しいそうです。

 

そこで、大まかなサイズでサークルカッターで切り出し、金属フラップに貼り付けていきます。

裏からも貼り付け、サンドイッチ構造にしました。

 

軸がつく部分のみゴムを切り取り、仮のサイズでの完成です。

まだ実際のサイズとは異なっていますので、次回以降に現物合わせでの微調整を行うことになります。

 

でもちょっといい感じに出来たんじゃないでしょうか? (笑)