ヒーローが愛した淑女 ② コンドールマン 編 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

まさかまさかのSR311か!?

 

第2回目は

コンドールマン 

 

昭和50年(1975年)3月~9月まで、24話、NET(現テレビ朝日)での放映でした。

原作は、月光仮面の、川内康範先生 です。

車両名称は”マッハコンドル”この時代は、”マッハ”という言葉が良く聞かれますね。前回のマッハロッドやマッハバロン、カワサキのオートバイのマッハに、女子プロレスラーにはマッハ文朱さん・・・結構あります。

 

さて今回のベース車両ですが、一目瞭然にわかってしまうほどの簡略改造車です。

ハイウインドウが特徴ですから

 

ズバリ!

 

ダットサン フェアレディ 2000 SR311最後期型 が、ベース車両です。(本当は自信がありません)

生産販売期間は、1967年11月から1970年まで。

ただ、1600のSP311の可能性も否めないのですが、その検証は後ほど。

 

 

マッハコンドルの写真から検証に入っていきます。

まずは正面から

S30のプロトタイプかと思うようなロングノーズ!

否!コンドルのくちばし!

とっても綺麗なフロントバンパー!

 

横からも

颯爽と走っています!

が、年越しで暴走する方にも見えなくもないです。

純正鉄ホイール、リヤはちょいとワイドにしているみたいです。

ただ、ここからでも、ハイウインドウ車であるということしかわかりません。

 

しかし、後ろから見ると

 

特徴的な部分がはっきりとわかります。

まず、ナンバー灯ですが、サイドから照らすタイプは68年11月以降のいわゆる69年式の特徴です。

このタイプは70年まで販売されました。

 

念のためリヤパネルの比較です。

67年式

ナンバーの外側に大きくメッキモールが取り付けられているのが特徴です。

また、全体的にフラットな形状で、ナンバー灯は下から照らすようになっています。

メッキモール以外は62年式から概ね変わっていません。

 

68年式

ナンバーの取り付け部分が凹んだ形状となり、67年式以前よりも垂直に近くなっています。

ナンバー灯もそれに合わせた凹んだ形状のバンパーについています。

 

69年式

リヤパネル形状は68年式と同等ですが、ナンバー灯が左右に分かれた配置になり、バンパーには取り付けられていません。

 

したがって、ベース車両は69年式と決定づけられるのです。

 

そして、マフラーパイプによる検証です。

実はここが判断の一番もどかしい部分なのです。

 

写真のマッハコンドルには一本出しメガホンパイプがついていますが、

素直に判断すれば、SR311(フェアレディ2000)であるといえましょう。

少なくとも67年式までのローウインドウタイプの淑女であれば、1本出しメガホンはSR311、2本出しディアルパイプならSP311(フェアレディ1600)というのが純正仕様だったからです。

 

ところが、68年以降のハイウインドウ車については、特にSP311の資料が乏しく、小生の知る限り、デュアルからシングルに変更になったかどうかがわからないのです。

ただ、パーツカタログ上では、マフラーの部品番号が変更されていましたので、その可能性が無いわけではないかと思います。

その部品番号はSR311のものとも違いますので、なんとも判断しかねる部分です。また、マフラー太鼓部分が錆びなどで汚れて無くて新品のようにも見えますので単純に交換したものと捉えることも出来ます。 

 

実は、このベース車両の可能性としては、SP311の方なのじゃないかと考えています。

といいますのは、放映時期から考えて5~6年落ち中古車がベースとして、当時でもゼロヨン加速日本一を誇っていた現役スポーツカーとしてもてはやされたSR311では車両価格も高額で、ベースにするなら、人気の薄かったSP311の方が可能性が高いのじゃないかと考えるのです。

 

最後に運転席は写真資料が見つかりませんでしたが、全体的に状態の良い中古車をそのまま使っていそうですので、参考までにハイウインドウ車のダッシュボード周りの写真を掲げておきます。

 

しかし、このベース車両、撮影終了後は擬装を外して、そのまま一般車両に戻ったんじゃないかと思ったりしました。

そういう意味では、関係者がうまいこと言ってSR311を払い下げてもらう算段で、始めから計算づくだったりなんかしちゃったりして!