これがベースとしては正常? 結構な大古車
第3回目は
快傑ズバット
昭和52年(1977年)2月~9月まで、32話、東京12チャンネル(現テレビ東京)での放映でした。
原作は、仮面ライダーの、石ノ森章太郎先生 です。
車両名称は”ズバッカー” 結構ストレートな名称です。
さて今回のベース車両ですが、一見なんだろうという大幅な改造車なのですが、意外と良い資料が見つかった為、ハッキリと知ることが出来ました。。
ズバリ!
ダットサン フェアレディ 1500 SP310 初期型 3シーター車が、ベース車両です。
生産販売期間は、1962年8月から1963年6月まで。
放送時には15年落ちの大古車です。
そして、ズバッカーはこちらです。
正直なところ、フロントスカートの形状で、なんとか淑女がベース車両であることがわかります。
また、このスカート形状は68年式までに採用された形状です。
しかし、前回までのマッハロッドやマッハコンドルに比べて造形的な完成度は上なんじゃないかなと思います。
また、東映の製作だからか予算もあるのかアルミホイールにワイドラジアルタイヤ、左右揃いのバケットシートと奢っています。
そこで一発でベース車両のわかる資料を見つけました。
これです。
運転席がハッキリとわかります。
ステアリングの上面はカットして雰囲気を高めているようですね。
ちょっと遊んで写真合成にてコックピットの雰囲気を再現してみました。
元の画質が悪いのでこんなものでよろしくお願いします。
そこで、SP310と比べてみましょう。
かなり雰囲気の違う写真ですが、3シーター車特有の4連メーターと左端の助手席用のアシストハンドルはそのままですね。
ベース車両はわかったのですが、タイヤ、ホイール、シートについても検証してみました。
まずはタイヤから。
この時代にはこんなに太いタイヤはレーシングタイヤしかないはずです。
そこで探してみると、ダンロップの”CR82”というタイヤのブロックパターンが該当するのではないかと行き着きました。
写真の”CR82”は、かなり太い見本ですがサイズ違いではないかと思います。
”CR65”も似ていますが、ややパターンが違うようです。
小さいサイズ(13インチ)の”CR82”がありました。
恐らくそうでしょうという憶測どまりですがどうでしょう。
アルミホイールは、通称一円玉と呼ばれる、スピードスターのマーク1であると思われます。
現在も販売しているもので、社名はSSRとなっています。
あと、シートも中々シャレたデザインのものがついていますので、調べてみました。
こちらは、オートルックという会社のタイプFCという製品と思われます。
手持ちの資料から割り出しました。
1977年の定価は38000円。もちろん消費税はありません。
1984年の定価は43000円でした。1987年の資料では既に廃番になっていたみたいです。
そんなこんなで、ズバッカーの検証を終わります。
3回に渡って検証した淑女ベースのヒーロー車両でしたが、放送年が新しいこともあるのか、予算があったのか、ズバッカーが完成度としては一番良く出来ていたんじゃないかと思いました。
次回は、マッハロッドの後期型の検証を番外編としてまとめてみます。











