8トラックって・・・ | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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8トラックってカラオケでも使わなくなりましたよね?

 
8トラックカセットといえば、かつては80年代からのカラオケ文化を広めた立役者ですが、その前の時代の日本ではコンパクトカセットテープ(一般的なカセットテープ)が広まるちょっと前から家庭やカーステレオで楽しむ定番アイテムでした。
 
70年代初頭の自動車には標準装備もされているものもあり、80年代初頭に先輩が乗っていた初代カリーナSRにも装備されていました。ところが、小物入れとして筆記用具などが差し込んであり使ってませんでした。既に8トラックの時代ではなくなっていたからです。
その為、コンパクトカセットテープのデッキは別に取り付けられており、キャンディーズを聴いていたのを思い出します。
 
手軽に好きなように録音できるコンパクトカセットテープに押されてしまい、録音も機材が限定されてしまう8トラックは急速に市場を減らすことになってしまいました。70年代の叔父のレコード店には壁一面に8トラックミュージックテープが並んでいたのを思い出されますが、
市販ミュージックテープによってのみ楽しむのが主体であった8トラックはこの後で衰退せざるを得なかったのかましれません。その後、カラオケ用として特性が生かされたのは言うまでもありません。
 
後年、小生の愛車であったカペラロータリーにも8トラは標準装備されていましたので、ベルト交換し稼動できるようにして楽しんでいました。
 
ところが今では化石のような存在で、日常的に使用している御人はほぼ稀な存在でしょう。
そんな稀なひとりです。
 
音質は、意外かもしれませんが、コンパクトカセットテープよりも断然良い音です。
CDなどのデジタルの音とは感覚が違うのですが、「あの時に聴いた音」と言う意味ではタイムスリップ感を覚えます。アナログならではの感覚ですね。アナログ録音はデジタル録音との違いとして、その場の空気感まですべてが録音されているからです。デジタル、特にCDは人間の聞こえる音域は概ね20~20,000Hzの周波数帯での音源として販売されています。あのサイズに納める為でもあり、聞こえないのだからいいでしょうという解釈です。感覚が違うというのはこの辺の要因が大きいのかと思います。もちろん、再生機器がハイレベルであるほどわかりやすい感覚なのでしょう。古いものや低価格の機材のスピーカーをハイレベルなものに代えるだけで再生機材の能力を活かすことが出来るので音質はよくなりますね。最近のハイレゾなどは40,000Hzくらいまで再生しているそうなので音質がよく聞こえるのは当然のことなんですね。
 
8トラックとは、2トラックステレオチャンネルが4チャンネルあることから8トラックと呼ばれています。ハチトラともいいます。
 
テープはエンドレステープとなっており、1チャンネルの再生が終わると、センシングテープという導通のある部分にさしかかりスイッチングして2チャンネル目の再生に入ります。それを繰り返して4周すると全曲の再生が終了します。
エンドレステープではありますが、このセンシングテープにて繋いであるのでエンドレスとなっているわけです。
 
 
 
その他、歴史等詳しいことは、ウィキペディアを参照ということで・・・