8トラック センシングテープの修理① 試行錯誤編
8トラックテープは、古くなると経年劣化によって、センシングテープがはがれてしまいテープが断絶してしまいます。
センシングテープとは、エンドレステープの継ぎ目に貼ってあり、チャンネルチェンジをする為のアルミ箔などを電気を通す材質で出来たテープのことです。
今回はこの断絶したテープの修理をしていきます。
基本的にはこのセンシングテープを貼りなおして繋ぐだけですが、このテープはほぼ入手不可能なので、後で紹介する方法で試行錯誤しながら色々と試して見ました。
次回の記事、8トラック センシングテープの修理② 解決編 では、
今回の作業を踏まえた上、後半部分で問題解決をしておりますので、ご参照ください。
テープの切れたカセットです。センシングテープが粘着力を失い見事にはがれています。

そこで、以前用意して使ってみたのが、極薄の導電アルミテープ。
厚さ0.085mm。
かなり薄い気がしますが、使ってみていまいちでした。

それは、使えるには使えるけれども、使っているとトラブルも起こりそうな予感がするからです。
なぜなら、まだまだ厚さが厚いのです。
アルミがしっかりとしている為に、反ったままになったり・・・

剥がれかかってみたり・・・と怪しいものです。

そこで、色々と商品を探しましたところ、銅テープで厚さが0.07mmというものが見つかりましたが、大差ないように思ったので入手は見送りました。
すると偶然にも、目の前にアルミ箔で包まれたチーズがあるではありませんか。
誰でも知っている6個入りのあのチーズです。
これと両面テープ(フィルムタイプ)でいけるんちゃう?
そう思ったので、やってみました。
センシングテープ 作成です。

包装のアルミを剥いて、チーズはおなかにしまいましょう。

しわのあるアルミ箔を少ししごいて平らにし、両面テープを適当に貼ります。

そして、適度なサイズに切り出します。
テープ幅は、6.0mmです。
斜め切りにしているのは、再生時にキャプスタンローラーに対する抵抗を低減する目的です。

貼って繋いでみました。
しなやかさも問題なく恐らく先ほどのアルミテープのように反ってしまったりすることはないと思われます。
試してはいませんが、キッチン用のアルミホイルでも良いかもしれませんが、チーズの方が薄いので馴染みが良いと思います。

これで、巻きを調整して終わりなのです。
ところが、
このカセットにはもうひとつ問題がありました。
経年劣化したゴムローラーが磨耗して回転してテープを送ることがまともにできない状態だったのです。
画像では既に古いゴムローラーを剥いています。当初はゴムだけ代替品がないかを探しましたが難しかったです。

そして他から外したローラーも用意しましたが、軸の直径が6.5mmのところ8.0mmのものしかなくブカブカで使用不可。スリーブを入れたらと探したけれど見つからず。
さてどうしよう?

しかたがないので、箱替えです。
用意したのは、カラオケ用のカセット。

開けます。

中を一式抜き取ります。

入れ替えます。

ふたを閉めます。

再生チェックし問題はなかったです。

後は、ラベルをどうするかですね~
きれいに剥がせる方法はありますでしょうか?
とりあえず、白ラベルを貼って今日は終了です。
ラベルは追々にしましょうかね。

というよりも、
元のと同等のゴムローラーが用意できれば、元の箱に入れなおせばよいだけですね~
追記
センシングテープはこの方法が中々良かったのですが、
チャンネルチェンジできないことがあった為、
芳しくありません。アルミの導通不良です。
それについての改善は、
次回の8トラック センシングテープの修理② 解決編にて解決策を書いています。