アルフィンドラムの考察 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

当たらなければそれでいいのだ!

 
前回、淑女のドラムを開けてみたので、ついでにアルフィンドラムの再整備もこの際しようと考えています。
最近、追加で2個のアルフィンドラムを入手することができました。
ところが、同じものではなく、それぞれ別のものでしたので、今回の考察の良いサンプルとして紹介していきます。
 
まずは正面です。汚れたままですが、どちらも同じもののように見えます。
若干ですが、ホイールのあたる部分の直径に差があるようです。
イメージ 1
裏返してみると、一目瞭然、。違います。
左は特に大きな突起がないように見えます。こちらはS30系用です。
右は丸く突起した部分が確認できます。こちらは、SR311専用です。
イメージ 2
更に特徴的な違いは、横から比べたらわかります。
S30用は、切り欠きがあり、SR311用はほぼストレートです。
イメージ 3
この切り欠きは、バッフルプレートの形状に合うようになっています。
合わないものを取り付けると、干渉してしまったり、隙間が出来て水やゴミが入りやすくなることになります。
 
下は、SR311のサービス週報で、バッフルプレートに小変更があったことの内容です。
SP311では、バッフルプレートの末端が長く、新規部品のアルフィンドラムに干渉するため、SR311ではその末端を短くしたものになったということが図で示されています。
イメージ 4
つまり、そのままではSP311にはSR311用のアルフィンドラムを取り付けることは困難で、バッフルプレートを交換するか、ドラムの干渉する部分の切削加工が必要になります。
 
S30用は既に逃げとしての切り欠き部分があるので取り付けることが容易です。
これは、20年以上前の古い記憶なのですが、当時S30用のドラムをSP311に取り付けた際に干渉したので、バックプレートを反るようにやや曲げて干渉しないように逃がしてから取り付けたと記憶しています。
 
ここでは2通りの考えがあって、
 
①既にバックプレートが曲がっていた為に干渉した。つまり加工の必要はない。
 
もしくは、
②反らせるか切削加工が必要になる。
 
 ということです。
 
調べていたら、ハコスカに取り付ける場合の記事を見つけ、こちらはS30用であっても切削加工は必要みたいです。
 
参考のために、内側の拡大画像を載せておきます。
 
S30用です。
E41という刻印と、MAX.DIA.230.0MM,9.055” 使用限界の数値が記されています。
イメージ 5
SR311用です。 特に刻印等はありません。円状に突起となっています。
イメージ 6
最近、リプロ品として新品のアルフィンドラムが売られていますが、厳密に言うとあれは形こそ同等ですが、あれはアルフィンドラムではありません。
 
なぜならば、アルフィンドラムとは、アルミフィン付ブレーキドラムの略なので、アルミニウム製品なのです。(サービス週報では、フィン付アルミドラムと称しています。)
 
ところが、リプロ品は鋳鉄製品なので本来の意味からは逸脱しています。
ですが、本物が入手できないならば細かいことは気にしないほうがいいですね。
 
追記です。
アルミ製のアルフィンドラムのリプロ品もあるみたいですが、かなり高額ですね~
小生には手も足も出ません!