シリンダーヘッドの再生⑦-2 バルブ研磨&重量合わせ 後編 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

磨き作業は地道な作業

 
前回はバルブの上面の作業紹介でしたので、今回は下面、燃焼室側の研磨作業をしていきます。
実際の作業では、上面と下面は連続作業で、重量を測り確認し、微調整しながらの作業でした。
 
さて、バルブの下面を研磨作業をするのにはボール盤では加工面が下を向くためにとても作業しづらく目視もままなりません。
 
そこで、万力にドリルを挟み込み倒立させて、上面作業できるようにしてみました。
万力を固定しているのは、廃棄されていた木製のスピーカーボックスです。
強度もあり、縦横自由にでき、移動も簡単で重宝しています。
この状態で20年以上使っています。
今回は、立てて使いましたので、安定させるための重石として定盤を乗せています。
 
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ドリルチャックにバルブをセットします。
若干磨いていますが、日産マークが純正品を物語ります。
 
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まずは、現時点で一番軽いバルブを研磨し、最終の仕上げまでしてしまいます。
 
この最初に研磨したバルブの重さを基準として、
2本目以降のバルブの重さを合わせるように研磨作業をしていきます。
吸気バルブは、83g、排気バルブは76gに決定し目標値としました。
 
重量あわせでは、上面も下面も適宜そぎ落とすことで重量を近づけていきます。
感覚的要素が大きいかもしれませんがやりながら感を掴んでいけばいいでしょう。
ただし、やりすぎには注意して、作業を進めましょう。
一度仕上げたものを、再度荒削りしてやり直すことも多々あります。
せっかく鏡面にしたのにもう一度80番を当てるのは気持ちも複雑になりますが、結果オーライの気持ちで。
 
では、上面同様、80番のフラップホイールで荒く研磨して行きます。
適宜取り外して重量の確認をしながらの進めていきます。 
 
日産マークがあったのは、既に過去となってしまいました。
 
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順次、各種ペーパーがけをしていきます。
これでも十分いい感じですね~
 
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仕上げとしてピカールで鏡面に近く仕上げていきます。
 
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吸気バルブはこんな感じでした。
 
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作業工程は、左から、未加工、荒研磨、ペーパー研磨、ピカール研磨の流れです。
 
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最終的な重量は、吸気バルブは、4本で332gとなり、1本は83gです。
 
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排気バルブは、4本で304gとなり、1本は76gです。
 
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全部出来たところで並べてみました。
あの汚いバルブだったとは思えないくらいに美しくなりました。
 
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新品みたいになって満足です。
 
45度面についても、しっかりと当て木を使って研磨して面調整は行いました。
 
バルブについては、実はもう一点行った加工があるのですが、それは次回といたします。