★★★★★★★★★★
2005年 57min.
ネタバレ めずらしく伏せてます。
敬称略
監督 ジョン・ランディス
製作総指揮 ミック・ギャリス ほか
製作 トム・ロウ、リサ・リチャードソン
脚本 マックス・ランディス、ジョン・ランディス
音楽 ピーター・バーンスタイン
ドワイト・ファラデー刑事:ブライアン・ベンベン
ジェイコブ・リード刑事:アンソニー・グリフィス
鹿女:シンシア・ムーラ
ダナ:ソニア・ベネット
アインホーン部長:ジュリアン・クリストファー
フュークス刑事:ドン・トンプソン
パターソン刑事:アレックス・ザハラ
あの例のクズ映画、「インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~」と同じくですね、マスターズ・オブ・ホラーのうちの一つ、というわけですね。上映時間が57分ということは、テレビ映画ということなのですかね。
で、監督がジョン・ランディスと。「大逆転」観たばっかりですよ。数あるクジの中からどうしてもこういうものを引くというのは、ほんとにおもしろい話なのですね。まあどうでもいいですけど。
で、ジョン・ランディスですか。マスターズ・オブ・ホラーですからね、まさかそこにジョン・ランディスがラインナップされているとは思いもしませんでしたけど、まあ確かに「トワイライトゾーン 超次元の体験」とかマイケル・ジャクソンの「スリラー」もそうですし、「狼男アメリカン」も監督されてますからね、そらあラインナップされていても不思議というわけではないですけれども、どっちかっていうとコメディ監督ですからね、この方は。だからわたし、ジョン・ランディスが監督だって知ったときは、まあたなんかトチ狂ってんじゃないのか、ってちょっぴり不安になったものではありましたよ。まあ、とりあえず観てみましょう、ということで。
ちなみにわたし、ランディス監督以外の方はスタッフ、キャスト、だあれも知りませんね。それはそれで楽しみであったりはするのですよ。テレビの人たち、なんでしょうか。
↑こいつですね。
↑外でトイレしてたら向こうのほうで叫び声がするわけですよ。
まあそういうとこはランディス監督ですからね、やっぱり「トワイライトゾーン」とかをほうふつとさせますよね。
ていうかサブタイトル。日本語で「ディア・ウーマン」でしたからわたしてっきり「女性の方々にむけてなんらかのホラー的な問いかけ」みたいな話だと思ってたんですけど、英語で見たら「DEAR」じゃなくって「DEER」じゃないですか……。いやいや「鹿」って、てなりましたね。
で、いきなりその「鹿」が出てきましたよ。
↑いや、すげえCG感やなあ、なんて思ってましたら、
↑シカ、消えました。
う~ん、ですね。で、場面は変わります。
↑こちら主人公のドワイト・ファラデー刑事(ブライアン・ベンベン)です。
いや、ベンベンて……。わたし「べんべん」てひらがなで打って変換したら「便々」てなりましたよ。失礼ですけど、笑ってしまいました。いや、失礼ですけどね。
で、このファラデー刑事。朝起きて、ベッドで女性の写真を見て “Son of a bitch.” てね。ああ、奥さんを亡くしたんかなあ、ってまあとりあえずの情報としてはそんな感じです。
↑左が同僚のジェイコブ・リード(アンソニー・グリフィス)刑事。
妙な死体があるからと、二人で出かけます。そういうところは「Xファイル」を想像しますが。どうなんでしょう。
そしたら、
↑あるトラックの中にこんな肉の塊があった、と。
ちょっとランディス監督っぽくはない気はしました。
↑ “Holly shit!” だそうです。
↑ファラデー刑事、口は悪いですけど、ケヴィン・コスナー似のイケメンではあります。
声も似てました。
↑で、その肉の塊を検視に回します。
検視官はダナ(ソニア・ベネット)ですね。
わたしこういうシーン観たりするといつも思うんですけど、たしかにこれ作りものではあますが、演じる方たちは気持ち悪くないのですかね。生理的にゼッタイに受け付けなくって降板した、なんて人はいないのでしょうか。まあ臭いはしないからいいのでしょうか。一度そういう話も聞いてみたいところではあります。特典映像とかでだれかしゃべってないですかね。ほんとはこの役キャメロン・ディアスだったんだけど、どうしてもこの肉の塊見ると吐いちゃって、けっきょくソニア・ベネットに代わったんだよ、とかって。ないですかね。ないですね、きつと。
で、
↑これはなんだっていうファラデーにダナが言います。
ギンギンだった「おてぃんこ」をなんかの動物にへし折られたんですって!それはイタイ……。
う~ん、ホラーかコメディかってとこなんですけどね、まあでもそこがさすがランディス監督、ってことなんではありますね。
↑こちらが鹿女さんです。シンシア・ムーラ。
バーであった男を誘惑しておられますよ。何がしたいのか、ここではまったくわかりません。
で、ダナが、
↑推察しておられますよ。
男が女を連れ込んでコトに及ぼうとして女は怒って帰った。そこへシカが現れて男を踏みつぶして殺した、だそうです。やっぱりコメディなんでしょうかね。
↑この後の一連のシーンがわたしめっちゃ笑えました。
いやあやっぱランディス監督はこうでなくっちゃ、て感じです。
ファラデーがいろいろ場合を考えるんですけどね、
↑鹿「女」ちゃうし。
これを考えるっていうかもう妄想ですよ。で、そんなんあり得んやろ的にファラデーが
↑ “Fuck!” て。まあそうなりますわな。
↑現実では次々と死体が見つかることになります。
で、やっぱりシカが関係している、と。
死体はみんななんか大きな動物に踏みつぶされてるんですけど、足跡がシカなわけですよ。まあナゾ解きっていうか、サスペンスとも違いますけど、いずれにしても単なるホラーとは違いますし、それにコメディが加わって、いやいやめっちゃおもろいですよ。わたしすっかりここらへんではとりこになってましたね。
↑ここのセリフでわたしはもうとりはだたててました。
ファラデー曰く、「1981年ロンドンで狼が連続殺人犯として射殺された」って。涙すら出てきましたね。こんな楽屋落ち、サイコーじゃないですか。ワクワクしかないです。
で、ラスト!
わたし、マジで!って言いましたよ。
いやこれなんともほんとにおもしろいです。テレビ用ならこのエンディングも全然アリですからね。当然の★10個、ということです。
今日の一言
「えーと、あれ、来週水曜日は?」
※こちら(↑)をクリックするとレビューの索引に飛びます。