「英語のライティングは、レベル別に使う単語と構造が違います。」
英検のライティングは、級ごとに字数制限があります。そのために、同じ単語や熟語を使って、その字数内に納めると点数がもらえます。受験者は、その字数制限に注目していますが、本当の英検側の狙いは、そうではないと思います。
「レベルの高い書き方が出来るかどうか？」
本当は、その級にふさわしい単語と熟語を使って、より質の高い内容に仕上げることが出来るかを問いているのだと思います。英検1級を取得したら、学術論文が書けるようになってほしいと、英検側は願っていると思います。しかしながら、受験生は合格を願うあまり、そのようなことを気にかけてはいないが大半です。
そこで、同じトピックで、レベル別にどのような書き方になるかをご覧ください。
Topic: Morning Routine「朝の決まり事」
Level 1
A morning routine is very helpful. Doing things like meditation, exercise, and eating a good breakfast can make you feel ready for the day.
Level 2
A morning routine is important. Doing things like meditation, exercise, and eating a healthy breakfast can help you feel better and ready for the day.
Level 3
A good morning routine helps improve your day. Starting with activities like meditation, exercise, and eating a healthy breakfast can make you feel more focused and ready to handle the day's tasks.
Level 4
Having a regular morning routine is crucial for better productivity and mental focus. Beginning the day with activities such as meditation, physical exercise, and a nutritious breakfast can create a positive start, enhancing one’s ability to tackle daily tasks efficiently.
Level 5
A well-structured morning routine can greatly improve efficiency and mental sharpness. Starting the day with activities like meditation, exercise, and a healthy breakfast fosters a positive mindset and prepares one for the challenges ahead, leading to increased overall productivity.
こうして見ると、レベルが上がる度に、少しずつ文章全体の構造が変わって来るのがお分かりでしょう。同じトピックなのに、表現される内容が細かくなっていきます。
海外の大学の学部レベルなら、Level ４でレポートが書けるようにしましょう。大学院では、Level 5でレポートが書けるようにしましょう。それを目指して、ライティングの力を磨いてみてはどうでしょうか？もちろん、英検１級のライティングでは、Level 3の単語と構造を使って書いても、十分合格はできますが、表現力を磨く目的で、より質の高いライティングが出来るように、切磋琢磨してください。
「あなたのライティングの実力は、どのレベルですか？」
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
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