MUさんのエッセイで、私の人生観も変わります。 | マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

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「MUさんのエッセイで、私の人生観も変わります。」

 

今月31日が、テンプル大学ジャパンの学部への出願のパーソナル・ステイトメントを仕上げる締め切り日にしています。優先順位に従って、どんどんと書類作成を進めています。

 

先週は、2000字余りの日本語の長い文章を送って頂きました。MUさんが白血病を発症した小学生の頃から現在までの歴史が書かれていました。今までとは違い、「何でも話してください」とお願いしてあったので、そのとおりにMUさんは書いてくださいました。ありがとうございます。

 

「小学1年生で、白血病を発症」

「無菌室での入院生活」

「化学療法」

「放射線治療」

「骨髄移植」

「頭髪の脱毛」

そして、

「ご両親がMUさんに付き添うために、仕事を変えた。」

 

これらのキーワードだけでも、どれだけ闘病生活が厳しかったかを想像できると思います。そして、私は2000字のMUさんのメッセージを読んで、声が出なくなりました。あまりに圧倒されたからです。

 

NHKの特集番組でも、「小児がん患者」を取り上げていることを何度となく観ることがありました。その時は、テレビの画面を通してだけのものでした。今回は、実際の患者であったMUさんと向き合って、その事実を受け止めています。頭の中が真っ白になってしまい、声を出せなくなったのです。それから冷静になってから、あることに気づきました。

 

俺は、今まで何をやってきたんだろう・・・?

 

私自身の歴史を振り返らざるを得ない状況になりました。MUさんの「生きることへの執着と強さ」を感じて、私自身の過去を反省せざるを得なかったのです。それだけにインパクトのある内容でした。

 

「MUさん、もしあなたが『持田・ストロナク全額奨学金』を頂くことが決まったとしたら、この2000字のメッセージを私のブログのファンの人にお見せしてもよろしいでしょうか?」

 

私は、思い切って、MUさんに質問してみました。私だけが読むにはあまりにももったいない内容でした。もっと多くの人と共有をしていただきたいと思わせる内容です。

 

「ええ、いいですよ。」

 

そう言っていただきました。ありがとうございます。健康な状態で生まれて、そして順調に学校生活を送ってきた人なら、MUさんとご縁が出来て、MUさんの闘病生活を思い知ることもないと思います。同じ病棟の仲間が少しずつ旅立つことを見て、いずれは自分もと絶望にさいなまれながらも、こうして生き抜いてきたMUさんの生きる力のすごさを感じて頂きたいと思っています。

 

今日は、MUさんといろいろと話しながら1000字くらいの日本語にまとめて、それを英訳していただくことにしました。それが、今回の宿題にしました。高校の英語教育では、海外の大学に学位留学する際に提出を求められるエッセイを書き切るだけの英語力を持つ高校生として鍛え上げるだけのプログラムは、いったいどんな高校にあるのでしょうか?

 

だから、私は生徒さんの英文を「勝つエッセイ」にモードを変えて差し上げることにしています。だれでも、英作文を書くことはできますが、アカデミック・ライティングのルールに従って、世界共通の書き方で説得力のあるライティングに仕上げることは、とても難しいです。正直申し上げて、英検1級合格した英語の教員でも、400wordsのエッセイを指導することは難しいと思います。それは、経験がないからです。

 

こうして、MUさんとテンプル大学ジャパンへの出願の準備をさせて頂きながら、自分の人生観がすっかり変わってしまうのではないかと感じることになろうとは、全く想像できなかったです。

 

「MUさんの指導が終わった時には、私も人生の方向が変わる気がします。」

 

あまりにもインパクトのある生徒さんの人生に触れて、大きな節目を迎えるような気がします。

 

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

感謝