Z世代は、冒険もしない打たれ弱い世代です。 | マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、あなたをグローバル社会に送り出すGlobal10の英語教室

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マークシートに慣れた英語を、世界に通じる英語にシフトさせ、生徒をグローバル社会に送り出すことを使命とする東京のお父さんです。

「Z世代は、冒険もしない打たれ弱い世代です。」

 

10年間ずっと英語を指導して来て、いまの高校生や大学生、そして20代の社会人を見て感じることです。その根拠は何だと思いますか?

 

「大学進学で、学校推薦や総合型選抜を選択することです。」

 

そのために進学の準備をするのですが、一般受験と違って、冒険をしなくなっていますね。つまり、「リスクを取らない」進学方法になっています。

 

また、MARCHの大学付属の小中高の一貫校や中高一貫校に入学して、内部進学で大学まで上がっていく選択肢を取る生徒が多いのは、リスクを減らして大学進学をする選択肢を取るからです。

 

学校推薦や総合型選抜が悪いと言っているのではないです。それが、「リスクを取らない」「冒険しない」という姿勢になっていくのが、残念だと思っています。

 

親から見たら、安心、安全、安定の大学進学を目指してほしいと思うのは理解できますが、その先の将来を考えたら、それでいいのかと言うことです。

 

鳥や動物は、子どもに巣立ちをさせるために、『狩り』の方法を教えますが、人間にはその狩りをさせない方向に育ているのが、いまのZ世代の特徴ではないかと思います。

 

狩りを教えてあげたら、自分で獲物を取ってくることが出来ます。しかしながら、狩りを知らないままだと、空腹になった時に、どうすればいいかわからないのではないでしょうか?だから、魚を与えられたこどもは、魚を手に入れるために執拗となり、勉強し続けるのではないでしょうか?

 

「そうすることで、安心と安全と安定を手に入れたいと考えているのです。」

 

それが、大学生になっても、社会人になっても、自分のステータスを守って、そのグループから離れないように、レールの上をずっと走り続けるのです。

 

だから親も、昭和の時代から、ずっと子どもに期待することは、まったく同じなのです。よくこんな会話を聞いたことはないですか?

 

自己紹介の現場で、

「何をされているのですか?」と聞くと、

 

「私は、○○大学の学生です。」

「私は、○○会社に勤めています。」

 

そう言って、自分の属している大学名や会社名を伝えます。こう言われると、聞いた本人もほっとするのは、ご経験があると思います。

 

グローバル社会と言われても、昭和の時代から「有名大学に進学して、有名企業に勤めること」が優先されるのです。何も変わってはいないと思っています。

 

だから、そのために学校推薦や総合型選抜を選択して、リスクを少なくしながら、有名企業への就職を目指しています。それが、今のZ世代も同じなのです。

 

その一方で、「リスクを取らない」考えのために、まじめではありますが、「失敗を恐れ」「冒険しない」という姿勢になっているのです。

 

狩りをしない若者

 

小さい時からずっと「魚を与え続けられて来て」、それが当たり前になっています。親はそれが当たり前だと思っているようですが、「魚の釣り方」を教えることで、社会で生き延びる方法を知ることになるのに、そのことを知ってか知らずか、親は自分の経済力で子供を支えています。

 

「魚を与えることが、愛情だと勘違いしてはいませんか?」

 

中学校も高校も、3年生の担任になれば、進学実績が評価の対象になり、学習塾ももちろん合格実績を上げることに躍起になります。それも、「魚を与えること」になるのです。

 

「合格した先に何をするかを考える癖をつけてください。」

 

それが、大学進学した際のモチベーションになります。こどもを人生で迷子にさせないように、親も与えすぎることの意味をお考えになってください。

 

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

 

感謝