「テンプル大学ジャパンを受験するドメ派の高校生へ」
このところ、テンプル大学ジャパンへ関心のあるお母様からの問い合わせが続いています。テンプル大学ジャパンのホームページを見ていたら、私のブログに出会って連絡をされるパターンになります。
その時にすぐにお問い合わせをしないで、まずは私のブログを見ていただきたいです。そして、とても重要なことがあります。
「お子さん本人が、私のブログのファンになること。」
これが、私とお子さんがご縁で結ばれる唯一の手段です。そして、Yさんのように、とても厳しい指導をさせていただくには、きちんとした理由があります。
「テンプル大学ジャパンの授業のついていけなくて、退学することがないようにするため。」
この理由のために、生徒さんを鍛えています。
総合型選抜のように、英検準１級に合格して希望の大学に出願するのであれば、合格点ギリギリでもいいかもしれません。しかしながら、テンプル大学ジャパンの場合は、出願条件を満たしたとしても、それで合格することを保証はしていません。
「高校１年から３年の前期までに、平均が３以上」
「TOEFL ITPのスコアが、５５０点以上」
「志望理由がはっきりした内容のエッセイ」
これらを十分に満たしても、あなたのお子さんが合格する見込みは保証されていません。なぜなら、出願者が優秀な高校生ばかりだからです。
私のもとにお問い合わせいただくお母様からの情報ですと、偏差値が高い私立高校の生徒さんがほとんどです。
「偏差値６５－７０」
これが、当たり前のようになっていて、この偏差値の範囲の私立の中高一貫校の生徒さんが、テンプル大学ジャパンの入学に関心が強いようです。
そして、私が願うのは、たとえ合格したとしても、「授業について行ける保証がない」という事実があることをご理解下さい。
「ご自分の英語力の範囲内でしか、授業内容を理解できない。」
何度も申し上げますが、ただ合格して入学すればすべてOKということは、アメリカの大学にはありません。個人の英語力がバラバラなので、授業の理解度もバラバラです。だから、たとえ同じ授業を取ってきたとしても、「息切れ」してしまう場合があります。それだけ、自分の英語力に責任を持っていただきたいです。
そして、成績のつけ方が「累計GPA」というシステムですから、いままで高校での成績のつけ方ではありません。日本の大学のGPAのつけ方は、高校の頃と全く同じです。だから、日本の大学で学ぶ学生はのんびりしています。
「累計GPAの仕組みを理解すること」
これも重要なことです。毎学期成績に追っかけられることになります。そのストレスも相当なものです。だから、本科にいきなり出願するよりも、またAEPプログラムでTOEFL ITP５５０点を取ってから本科に出願するよりも、一旦Bridge Programに入っていただいて、Study Skills を学んでいただいてから本科に進むことをお勧めします。これは、特にドメ派の生徒さんにお勧めします。
「できれば、本科で最初の学期から最低GPA3.2を目指すこと」
そうすれば、ダイヤモンド奨学金をいただけるチャンスが出てきます。奨学金をいただくことは、すなわち「優秀であること」ですから。
テンプル大学ジャパンに出願をお考えのお母様やお子さんは、いままでの国内の高校の時の勉強の方法が、必ずしも役に立つとは限らないことをご理解ください。そして、卒業する時にGPA2.0では、超一流企業は振り向いてはくれないとお考えください。
「高いGPAの学生は、学内でえこひいきされる。」
それが当たり前にようになっているのが、アメリカの大学です。大学生の第一義である「勉強をする」ことを全うする学生を大事にしているからです。
「努力しても、なかなか成績が上がらない。」
そんな時は、
「だったら、勉強方法に問題があるから、すぐに新しい方法を考えろ。」
と、言われるだけです。
「努力したら、当然成績が上がるはず。」
「言い訳が通用しないのが、アメリカの社会です。」
だからこそ、十分な英語力を養ってから、本科にお進みください。それが、安心・安全でしかも安定した学習環境を作りますから。
「入学するのも難しいが、卒業するのも難しい。」
それが、テンプル大学ジャパンの特徴です。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
感謝