一周忌法要終えました | きょうこさんのありふれた日常と       ばーばの食堂本日のメニュー

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         日々忘れていく夕食の献立。
           ありふれた日常とともに記録していきます。

昨日の夜は雨降り、

 

揃ってお墓参りに行くので今日は晴れて欲しいと願っていました。

 

晴れました、いいお天気。

 

 

 

おじいちゃんの一周忌。

 

ついでと言ったら不謹慎かな?

 

おばあちゃんの7回忌と、夫の祖父の50回忌も一緒に。

 

 

 

親戚のお客様は12人。

 

総勢23人の人が集まってくれました。

 

おじいちゃんは人が家に集まって

 

ご飯を食べてくれることが好きでした。

 

嫁の私としては簡単に「ご飯食べてけ」

 

と言わないで欲しいと憎らしく思った事もありますが・・・

 

今日は喜んでくれてるかな?

 

 

 

 

お仏壇には法名を書いた繰り出しが三つ。
 
 
お昼の仕出しのお弁当です。
 
 
 
きんぴらゴボウとポテトサラダ、豚汁を作りました。
 
 
こちらはお座敷に座らない娘達や兄嫁たちのテーブル。
 
お座敷の写真は撮りづらくてありません。
 
 
 
 

 

 

部屋の片づけに掃除、食器を出したり料理をしたり

 

長女が

 

「今やお葬式でも家族葬で済ませるのに、田舎は法事も大変やな。

 

家族だけで法事してもええのと違う」

 

と言いました。

 

 

 

確かに家族だけでというのは別にしても、

 

家の仏壇の前で法要のお参りをして食事は外で。

 

というお家も最近は多くなりました。

 

お迎えのバスのあるお店に行くというのも一つではありますが、

 

お参りいただいた方にゆっくり飲んでいただけるからと、

 

おじいちゃんは家でにこだわっていました。

 

 

 

 

これでも昔に比べたら簡単になったんです。

 

私が嫁いだ時には

 

お料理は仕出し屋さんが三品といって、

 

刺身、天ぷら酢の物の三品をそれぞれ器に入れて

 

ろうじで運んでくれました。

 

器を洗うのも、たくさんのお皿や鉢が重いのも大変でした。

 

 

 

家で作るのは緑色の寒天や、白花インゲンのきんとん

 

煮豆、高野豆腐や椎茸れんこんごぼうなどの煮物、かまぼこなど

 

親戚のおばさんたちが朝早くから手伝いに来てくれて

 

持ち帰れるようにパックに詰めました。

 

巻きずしとお稲荷さんも作ってパック詰め。

 

前日から台所は大忙し、全て手作りするのですから・・・

 

 

 

 

座敷でお酒を飲みながら食べていただくのは三品料理に、お豆腐。

 

三盛丼(みつもりどんぶり)と言って三種類のおかず、おつけもの。

 

まだまだお蕎麦かうどんも作りました。

 

夏の法事は冷や麦です。

 

ご飯がよければ味ご飯に白いご飯。

 

おじいちゃんが「もっと昔は餅もついたんやぞ」と言ってました。

 

その時これでも簡単になったんや。と言いたかったようです。

 

 

 

 

 

 

平成8年、夫の祖母の17回忌の時に

 

生活改善がされて、ご仏前も金額が決められ

 

カステラやお饅頭を茶の子として出すのに、

 

親戚が「入れ報謝」としてお金を負担してたのも廃止になりました。

 

今は茶の子は100円玉一個。

 

だから今日の法事は100円玉三個でした。

 

 

 

うどんやお蕎麦がなくなり、仕出しのパックの料理にご飯

 

お吸い物とおかず二品。と決められたと思います。

 

生活改善はその後もう一回されました。

 

すごく有難かった記憶があります。

 

 

 

法事の日は親戚のおばさんたちが台所に入ってくれて

 

朝早くから助けてくれました。

 

血縁じゃない隣親戚という繋がりもありました。

 

両隣のお家は親戚としてお付き合いしてましたが

 

血縁はありません。

 

私も親戚の法事にはあちこちお手伝いに行きました。

 

おじいちゃんやおばあちゃんの時代は今より大変だったけど、

 

やらない、という選択はなくちゃんと法事をもらってたんですね。

 

 

 

家に仏事用と慶事用の二冊のノートがありますが

 

その時作った料理やお出しした茶の子は何だったか

 

乗んだビールやお酒の数、お手伝いしてくださった方まで

 

詳しく記してあります。

 

これが今は私のお付き合いのバイブルです。

 

 

 

 

 

今の時代こんな風に法事をしなくてもいいんじゃない。

 

と思われるでしょうね。    私も心の底では思っています。

 

田舎とはこういうものなんです。

 

 

 

でも、親戚や隣近所人と人の繋がりが希薄になってきている今

 

法事を家でもらうことで改めて親戚の繋がりやありがたさを

 

そしてこのお家と親せきだということを知ることも

 

若い娘たちや孫たちには大切じゃないかと思うのです。

 

 

 

こんな風に法事をしたからって

 

娘たちに同じことをしなさいというつもりはありません。

 

家族だけでお寺で法事をしてもいいし、外食にしてもいいです。

 

でも、今日経験することが何かの役に立てばいいと思うだけです。

 

私は経験するという機会を娘たちに与えたいと思っていますが、

 

さて娘たちに私の気持ちは通じてるんでしょうかね?

 

 

 

 

 

 

 

今日おじいちゃんの一周忌を機にブログのタイトルを改めました。

 

「きょうこさんのありふれた日常と四世代9人家族の夕食の記録」

 

この長いタイトルから少しだけ短い?

 

「きょうこさんのありふれた日常とばーばの食堂のメニュー」に・・・

 

 

 

タイトルは代わりましたが、これからもよろしくお願いします。

 

 

 

       ばーばの食堂本日のメニュー

 

*特別に作った物はなし

 

 

 

誰もお腹が空かないというので、

 

それぞれに残ったものを食べてお終い。

 

 

昨日の残りのカレーを食べる人、お昼の豚汁だけの人

 

何も食べないという選択をした人・・・それぞれです。