前回のあらすじもちゃんと語ってくれるんですね。至れり尽くせり。さすがNHK。
もうアーデルハイトに夢中のエリィ。
そんなエリィにアーデルハイトから手紙が届く。アーデルハイトは積極的な女性ですね。あの時代にこんな女性はいないだろうけど、こうしてくれないと話が進まない。
理由があるとはいえ、アーデルハイトの家のパーティーに招待されてノコノコと出かけるエリィ。まあ、こうなるだろうなという展開に。ユダヤへの差別は本当に酷い。
怒りに任せて歩いた先の橋の上で、エリィを探してやってきたアーデルハイトと出会う。
まあ、積極的なアーデルハイト!すごい!すごい!
いろいろあって、やっと出会えた二人だけど夜警隊に捕まって牢屋へ。
そして牢屋で一晩イチャイチャしている二人。(笑)コラコラ!
牢屋からは出られたけれど、アーデルハイトを助けるためにフンク家の名前を出したせいでアーデルハイトの婚約者から決闘を申し込まれるエリィ。アーデルハイトへの愛と自分の無力感から決闘を受けるためにユダヤを捨てる決心をするエリィ。
……と、ここまでで終了。
エリィはこの後ユダヤを捨てての大活劇を繰り広げるんだけど、結局ユダヤに終結するんだよね。ひとみ先生の素晴らしい文章と構成でめっちゃ楽しめる最高な小説なんですよ。まだ読んでいない人がいたら、ラジオドラマで楽しむのももちろんいいけど本も読んでもらいたい。
わたしはこの本を読むと自分がエリヤーフーに乗り移ってしまって、すごく疲れるんだけど(笑)ハンガリーにいた頃が一番楽しくて、わが一生に悔いなし!って気分になって最高なんですよ~。(ただのアホやな)