THE STAR(島崎 譲) | ひとみ中毒再燃っ!!

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やっと読み終わったどー!

24巻はさすがに長かった…。

長かったけど、昔の少年マンガを読むなんて何十年ぶり?って感じで、懐かしくて楽しかったです。


ひとみ先生が原作担当していたのは3巻まで。

だから3巻まではとても馴染み深い設定、キャラクター、名前、展開で、なんだか実家に帰ってきたような気分で読めました。(笑)


水星翔はつっぱりシリーズの水星翔とはぜんぜん違ったキャラクターでした。作品が違うのだから、それでいいのだけれど、慣れ親しんだ(?)水星と違うから違和感があるのは仕方がない。

優也が芸能界デビューを飾るきっかけを作った望ちゃん。華麗なるフェードアウトで、あれ~?と思いました。絶対ひとみ先生は重要キャラクターとして設定していただろうに…と思っていたら、島崎先生が途中でチラッとそのようなことを書いていて、やっぱり…と。そして最後の番外編で、望ちゃんが幸せになっていてホッとしました。この望ちゃん、もしもひとみ先生がずっと続けて原作をしていたら、秋奈と対決してただろうな。(笑)



ひとみ先生が原作を書かなくなって、ストーリーがバイオレンスな方向に進んでいきました。少年は肉体対肉体の対決が好きなんだろう。そのうち北斗神拳とかカメハメ波とか出てくるんじゃないかと思ってしまいました。


それから全体的に俳優だとか映画だとかドラマだとかハリウッドとか…そういうこと以前に、警察沙汰だろう、放送コードにひっかかりまくりだろうと。ドラマの生放送や台本無視のアドリブ合戦だの、やりたい放題!

女優さんたちが脱ぐ確立も高かったなぁ。おっぱいポロリとか。(笑)まぁ、少年マンガですから!



最初はかわいい感じの高校生だった優也がどんどん大人っぽくなって、最終的にはケンシロウ並みのマッチョになってました!スゴイなー。


そして優也はずーっと秋奈一筋だったのに、最後の最後で天才美人お嬢様女優にコロッと心変わり!あれーっ?こういう展開は少年マンガならではですね。こんなの少女マンガでやっちゃったら、少女たちから総スカン喰らいますよ。(笑)

まぁ、天才美人女優は一番美しいまま、おいしいとこ取りで死んでいくのですが…秋奈の立場がビミョー…。優也はスーパーマンみたいなキャラクターで、こんなにカッコ良くて優しくて素直な人いるわけない!ってくらい。最後は外国の戦争を終わらせちゃうという活躍をしてしまう俳優となった優也。スゴイ!

秋奈と一応ハッピーエンドなのだろうけど、私的には納得いかないなー。あの心変わり!女としてはすっごく嫌な気分。あんな夢ゆめしい程に誠実だったのに、急にリアルな男になっちゃってさ。あーあ。だったらもう一度、秋奈のお株を上げるようなエピソードをドカーンと書かないと、秋奈のもとに戻る優也に納得できませんよ。男立場の都合の良さにガッカリです。

だけど、少年たちにはウケたと思われ。だってこれって男の本音ですよね。(笑)

もしもひとみ先生が最後まで原作していたら、こういう終わり方ではなかっただろう。あま~い終わり方か、ニヒルな終わり方だったろうな。