中野市のキノコ栽培「マルヨ」民事再生法申請
今年に入って2例目--中野市のキノコ栽培事業者の経営破綻---
報道によると、長野県中野市でエノキがけを栽培販売の「有限会社マルヨ」は、4月22日付で長野地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、保全命令と監督命令を受けた。
1989年に創業、1991年に法人化した同社は、エノキ茸の生産・販売・研究を主力に事業を展開し、中野市や長野市に工場を開設するなど事業拡大を図ってきた。だが、相場の低迷やや需要の減少で売上が低迷により、工場建設などの設備投資に伴う借入金で資金繰りができず、民事再生法申請に至った模様である。負債総額は約14億5000万円の見通し。
▼ マルヨ 会社全景 同社ホームページ
・1989年 H元年09月えのき茸の生産・販売開始(日量0.4t)
・1991年 H03年12月有限会社マルヨを設立。
・2008年 H20年09月自動化機器を多数導入した長野工場が完成。稼働開始。
(年間3,000t)
なお、中野市では今年3月にキノコ生産会社「悦和産業」が負債7億円で破産している。
今年1~4月 長野県内 企業倒産事例
・中野市のキノコ生産会社「悦和産業」破産、負債7億円 2024-03-10
・チョウザメ養殖のドリームウィングス(長和町)が事業継続を断念 2024-02-19
・食品加工卸 サンフード(飯田市)が事業停止 2024-02-16
・茅野の食用コオロギ養殖「クリケットファーム」事業破綻 2024-02-05
・伊那の「信州伊那國際ゴルフクラブ」が民事再生法の適用を申請 2024-01-27