フラグミドリイシ☆★8年未達 | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

2016年8月にナオさんから頂いたフラグのミドリイシ。

 

【2016年8月】※入海時

土台のプラグ径と比較し高さは約15ミリ

頂いたとき、ナオさんから

「これはオーストラリア産で正体がイマイチ分からないけど、ストロベリーかブルーベリーかも!?」とお聞きしました。

 

しばらくフラグラックに差し込んだままで入海から半年が経過した頃に何となく違う雰囲気が出てきたと感じました。

 

【2017年2月】

       ⇧ ⇧ 中央です  ⇧ ⇧

 

最初は灯具による演色も手伝って、どことなくベースにシアンらしさ出現!?と思い込みも手伝ってか、ついでにポリプがピンク色に見える?錯視?(笑)

 

【2019年12月撮影】

入海時に比べて少し太くなりました。

しかし3年以上経つのに、思っていたほど上方向には長くはなっていないという・・・

 

今までいろいろなSPSの変遷をレポートしていますが、3年以上飼育しているのにここまで大きくならないサンゴはなかなか居ません(汗)

上から見た印象は入海時とは色味が変わったようです。

 

そして現水槽に入れ替え作業した2020年1月以降、茶イシ状態へ色落ちしましたがどうにか生き残ってくれて4年が経ちました。

 

【2020年8月】      ⇩中央です⇩

 

水槽の中央付近という比較的照度の高めエリアで周辺に水流を遮蔽するものがない好位置です。

以前とは向きが違うので比較しにくい(汗)

 

それにしても成長の刺激をより促す意味でも現水槽ではそこそこ水流の良い場所へエスコートしたつもりなのに相変わらず上方向には育っていない(笑)

 

目を凝らして(?)見たらポリプを囲うようにピンク感が再復活!?

 

入海から5年

【2021年8月】

 

相変わらず大きくならないですが分岐が増えてきました。

所々シアンがあるような妙な雰囲気ですが、とにかく手応えある変化が欲しかったです。

 

6年経過【2022年8月】

         ⇧ 中央 ⇧

 

周辺のミドリイシの方が成長が早いため、もはや囲まれてしまいました。

 

 

一時期よりピンクが増したかも!?

でも冷静に入海時は青紫寄りでしたので、色だけは何度か変化があったと思います。

 

見れば見るほどポリプが一番濃くて不思議なグラデ―ションなのはオーストラリア産の特長!?

 

そして2023年のゴールデンウィークに過去最大!?明るいところへ移動しました。

【2023年5月】

どういうわけか黄緑色に(汗)

 

【2023年8月】

ピンク色はどこへ?

 

シルエットは相変わらず成長速度は緩やかなままです。

うっすらピンクの片鱗があるにはある!?

 

入海から7年が経過しましたが正体はウスエダでしょうか。

 

【2024年5月22日】

朝一に水槽を覗くと突然白くなっていました!

 

この2週間前からポリプが見当たらなかったため、なにか不穏な雰囲気を感じましたが、まさか突然で驚きました。

普通に飼育していて(接触やヒラムシ食害以外で)ここまで白くしてしまったのはストロベリー以来!? 丸8年まで2か月+α 及ばず・・・

 

正体も掴めないままダメにしてしまったのが悔やまれます!

 

どこか一部割って残せないか確かめるも、これはもうダメですね。

よくよく考えてみると過去ダメにしたピンクハイマツとストロベリーの事象と同じ衰退の仕方に似ていると感じました。

 

そもそもこのミドリイシはヒラムシに食害されたスゲの近くに置いてました。

スゲは一時期ベージュに色落ちしましたが、持ち直しつつある所です。

 

そのスゲからヒラムシが駆除できていないのかご覧のように白くなり出した所が!

分かりやすいようフラッシュ撮影。

この白い原因子が飛び火したのかも!?

 

このあと本日主役のミドリイシのポリプが出なくなり、色落ちした兆しがありました。病気由来の菌に関わる事だとしたら手立てがないです。

 

とにかく他のサンゴへ飛び火していないのが救いではありますが・・・

振り返ると入海から何度か色の変化を楽しませてもらいました。

スタートが小さかっただけに8年弱も費やしたのに大きくさせられず無念です!

 

他に心当たりがあるとしたら多灯しているスポット球によりサンゴのUVや照度へ耐えうる閾値を超えストレスになってしまったか!?

(過去ダメにしてきた多くのストロベリーはこのパターンの可能性を疑っています)

2023年以前のピンク系に見えていた色彩はUVへの防御を褐虫藻が持ち合わせていたのなら、あの色味で正解だったのかな。

 

3年前、ダメにしたハイマツもピンク色からグリーン系に変化し死なせてしまった変化の様が似ています。

 

参考までに調子が良かった頃の変遷

 

それが絶不調へ陥りグリーン化に傾き死んでいく変遷

 

病気、あるいはヒラムシではない別の悪さする生き物説も捨てきれませんが、とにかく今回はダメにしてしまったという報告をもって供養と致します。